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身近な蝶たち

2016.10.06.Thu

2016年10月6日

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葛西臨海公園(江戸川区)の展望広場を彩るキバナコスモスです。
爽やか青空なのもと東京湾の汐風にゆれるオレンジ色の花畑には
蝶たちが吸蜜に訪れていました。




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中型のモンキチョウ(紋黄蝶)2匹が花畑の上を敏捷に舞い始め
ました。建物は展望レストハウス・クリスタルビューです。




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来園者の簡易テントを横切るモンキチョウ。
2匹は絡み合いながら高く低く飛び回っています。



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モンキチョウ(♂裏)




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モンキチョウ(♀裏)


                *



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大観覧車の方角に大型のキアゲハ(黄揚羽)が現れました。




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気ぜわしく吸蜜と飛翔を繰り返し、こちらもカメラで追い続けます。




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中型のツマグロヒョウモン(妻黒豹紋・左♂ 右♀)
蝶には珍しく雌の方が派手です。


               ***


蝶を探していると、鳥類園の上の池に赤まんま(犬蓼)が繁り
紅色の小花に小型の蝶が群がっていました。

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ベニシジミ(紅蜆)




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ヤマトシジミ(大和小灰蝶)


                *


小型のシジミチョウの中で美しいウラナミシジミ(裏波小灰蝶)

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2つの斑点の間に尾状突起があり、複眼と触覚に似せて敵の目を
欺くと言われています。




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名前の由来になった裏翅の波状紋は雌雄同じですが、雄の表翅は青く
輝いています。


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シジミチョウ科で個体数の多いイチモンジセセリはよく見かけます。


                *



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帰りに鳥類園の散策路で、吸蜜と飛翔が忙しいキアゲハが繁みの中で
静かに翅を休めていました。


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               ***


アゲハ(ナミアゲハ 並揚羽)

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アゲハは前の翅の付け根に黒い縞模様があり、ミカン科の植物に
来るので、キアゲハとの区別が容易になりました。




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     鳥見のマイフィールドは葛西臨海公園ですが、蝶の種類
     も多いので、未見の蝶に出合うのが楽しみになりました。
       

ご覧下さり有り難うございました。

お盆の野山  (その2)

2016.08.22.Mon

2016年8月22日

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鹿野山(千葉県君津市)の展望公園では眼下の九十九谷を一望すること
が出来ます。何時もは数人ですが、お盆休みで外国人を含む20人程の
観光客が訪れていました。




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今回は鹿野山神野寺の門前町の白鳥神社(しらとりじんじゃ)に立ち
寄りました。




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祭神は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)と弟橘比売命(オトタチバナヒメ)です。
伝え聞くところによりますと、日本武尊が東征した際に浦賀水道で嵐に
遭遇し、弟橘比売命は夫の使命達成のために入水して荒れ狂う海を鎮め
たそうです。




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日本武尊は東征の帰途に亡くなりました。
魂は白鳥となりこの地に飛来したので白鳥神社を創建したそうですが
人々の思いの深さが偲ばれます。
昭和天皇が崩御されたときの「八雲わけ大白鳥行方かな  沢木欣一」
の句に、日本武尊の白鳥伝説が脳裏をかすめ感銘を受けたのでした。 

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鹿野山の空には白鳥ならぬトビが悠然と舞っていました。

 最初の記述はノスリでしたがトビに訂正いたします。
 トビは羽先に白い班があり尾羽は三味線のバチの形
 状で、ノスリはお腹に褐色の班が目立つそうです。
 ハロゲンさん勉強させて頂き有り難うございました。

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鹿野山の小径に入ると蝶に出合い、田畑でも生き生きした夏の昆虫
たちを見かけました。



   セセリチョウは小型の蝶ですが、小さい割には大きい円らな
   黒い目が可愛くて人気があります。

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♂♀同色
前翅に白班が集まるダイミョウセセリ(大名挵)




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ヒメキマダラセセリ(姫黄班挵)と小さなカタツムリとの出合い。




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翅脈は黒色で触覚の柄が黄と黒の縞模様。
裏翅(上)と表翅(下)


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            擬態の蝶

目玉模様のある蝶を天敵が見ると、脅威の目玉で狙われていると
感じるようです。身を守る長い進化の歴史には驚くばかりです。

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ジャノメチョウの傍らに一生を終えた蜂が横たわっていました。
ジャノメチョウ(蛇目蝶)の裏翅(上)と表翅(下)


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ヒメウラナミジャンメ(姫裏波蛇目)の裏翅(上)と表翅(下)


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前翅の巴模様は初めて見ましたが、これは
ハグルマトモエ(歯車巴)と言う蛾でした。



  
        ジャコウアゲハ(麝香揚羽・翅を開くと約10cm)

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クルリと巻いた口吻のジャコウアゲハが金柑の花にやって来ました。




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よく見ると翅が傷み、後翅の細長く伸びた右の部分が欠けています。




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金柑は小さな花なので、何度も木を回っては吸蜜を繰り返していました。


                *


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シオカラトンボが小さな蝶か蛾を捕食しました。




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枯れ枝に卵を産み付けている蜻蛉ですが、水辺は50m以上先です。
以前、車のボンネットに産卵しているのを見たことがありましたが
これらは蜻蛉の勘違いでしょうか?


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夏休みに昆虫標本や観察日記の宿題があった事を思い出しました。
蝶や蜻蛉を撮っていると童心に帰っている大昔の自分がいました。


最後までご覧下さり有り難うございました。

臨海公園の日常

2016.07.23.Sat
2016年7月23日

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葛西臨海公園の旧江戸川側の砂浜にはハマゴウの群落があり、海岸の
砂浜に這うように淡い青紫色の花を咲かせています。




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花から花へと忙しく吸蜜するモンキチョウ。




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花に中脚と後脚を添え、口吻を深く差し込んで蜜を吸っています。




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砂浜から鬱蒼とした森に目を移すと、山や河川敷でよく見かける
オニユリが咲き始めていました。




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ハマゴウやオニユリが咲く海辺に佇むと小旅行の気分です。




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東京湾の沖をズームアップすると「乗上げ注意」とあり、杭の上には
カワウ下にはウミネコが羽を休めています。これは満潮時、カキ礁に
乗り上げないように注意を促しているのでしょうか。




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肉眼では見えない景色なので、双眼鏡を持っての散歩なら楽しさ
倍増です。


               ***


公園の遊歩道ではよく蝶に出合います。

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目の前をアカボシゴマダラ(外来種)が横切ったので追い駆けると
枝葉に身を隠しました。腰を屈めて覗くと、なんと2匹です。




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どうもお邪魔だったようで、2匹共々すぐに飛び立ってしまいました。




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咲き始めたハギにはヤマトシジミが吸蜜に来ており、満開ともなれば
小さな蝶たちで賑わいます。




観察窓へ行く薄暗い径でコゲラと出合いました。

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枯れ木の高い所で巣穴を盛んに掘り進めています。
居合わせた数人の中にスタッフさんが偶然にいたのでお訊きしたところ
繁殖の時期は済んだので塒を掘っているのではないかと言うことでした。


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               ***



行きも帰り必ず覗く水路ですが今日もゴイサギが来ていました。

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稚魚の群れに目を凝らしています。




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一瞬、不意を突いて狙ったものの失敗でした。




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沢山の稚魚がいるにも関わらず捕食は難しそうです。




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一方、アオサギとコサギは食事を済ませて羽を休めていました。
2種共もはや若鳥の佇まいです。




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水路の先をズームアップすると、親一人子一人のカルガモの
親子が寛いでいました。




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すると突然、ダイサギが翼を広げて威嚇して来たではありませんか。
ここは自分の餌場だと言わんばかりです。




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ボラの稚魚と思われますが、野鳥にとってはなんと豊かな漁場で
しょうか。

期待していた野鳥と出合えない日でも、自然の日常の光景は楽しく
やっぱり来て良かったと思いつつ帰路に着きました。


ご覧下さり有り難うございました。

初夏の蝶

2016.05.09.Mon
2016年5月9日

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甘い香りを放つ高木のニセアカシアを仰ぐと、黒の衣装をまとった
大型のクロアゲハがお目見えで、ふわりと白い花房に舞い降りました。


   飛翔する林間の道 黒揚羽     コウコ



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           赤い斑紋が♂より発達しているのは
           ♀だそうです。




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                *



こちらは低木のツツジで吸蜜するジャコウアゲハです。

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食事に専念するあまり接近しても気にかけません。
腹部の横の赤い模様は怪しげですが、ジャコウアゲハは
体内に毒を持ち、捕食者から身を守っているのでした。



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前述のクロアゲハはこのジャコウアゲハに容姿が似ていますが
擬態することで己の身を守る方法を得たとは驚くばかりです。




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                *



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ひとところで何匹ものアオスジアゲハを見かけることがあります。
中型のアオスジアゲハは小回りが利いてすばしっこく、花から花へ
飛び回っています。




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水色の帯が美しいアオスジアゲハが立ち寄ると、道端のハルジオンが
嬉しさのあまり頬を赤らめ、鮮やかさを増したかのようです。




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花壇のリムナンテスには相当ご執心のようで、花から花へ飛び回る
アオスジアゲハでした。




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モンシロチョウも吸蜜に訪れ、リムナンテスは花壇で一番人気です。

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別名はフライドエッグフラワー、まさに目玉焼きです。
花は花粉を運んでくれる昆虫のために進化して独特の模様や色彩を得
たそうです。目玉焼きのアピールは効いているかもしれません。




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モンショチョウはさなぎで越冬し、3月下旬には初蝶としてお目見え
しますが、その新鮮なイメージとは裏腹に傷んだ翅を背負った姿を見
かけました。捕食されることなく、ここまで生き抜いたのでした。



                *



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花壇では青、赤紫、ピンク、白の矢車菊も見頃を迎え
モンシロチョウが行き来しています。




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白い蝶はどれもモンシロチョウと思っていましたが、翅に黒い筋が
あるのはスジグロチョウ(画面下)でした。




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スジグロチョウ




大型、中型そして小型のベニシジミ等もそれぞれ個性的で美し
く、その舞姿と翅を見ただけで心を陽気にしてくれる彼らです。

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「かわいい かくれんぼ」♪



ご覧下さり有り難うございました。           

河川敷&秋の蝶

2015.10.23.Fri
2015年10月22日

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青空の下、河原でゆれるコスモスの情景には心が洗われるようです。




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ピンクのやさしい色合いは幸せな気分にひたらせてくれます。




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小さなイチモンジセセリにはコスモスがお似合いですね。




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コスモスにモンキチョウが登場すると俄かに華やぎました。




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黄色い蝶に紋があるのでモンキチョウ(紋黄蝶)と命名され
雄(右)は黄色地にオレンジ色の紋、雌(左)は白地に紋があります。

   装いの紋際立てて秋の蝶     コウコ




雌雄が出合うと求愛行動の始まりです。

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   秋の蝶翅ゆるやかに縺れゆく     コウコ


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雄は縺れながらも、雌の前へ前へと飛んでゆきます。
雌の行く手を阻み、着地させて交尾するのだそうです。
コスモスが引き合わせたカップルは、やがて視界から消えてゆきました。


               ***


マリーゴールドは春から晩秋まで咲き続けるので、蝶にとっては有難い
蜜源です。花壇には黄・橙・暗赤色の3種類が咲き競っています。

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吸蜜するモンシロチョウとツマグロヒョウモン。


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イチモンジセセリは黄色のマリーゴールドにも来ています。


                *


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アオスジアゲハ(青条揚羽)が不意に飛来した時は歓喜しました。
今夏は街路樹や樹林で見かけたものの、高々と通り過ぎるのを見送る
ばかりでした。




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高く飛ぶアオスジアゲハを見ていただけに、身近な花壇での出合いは
意外でした。




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真上から見た表の翅です。




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マリーゴールドがアオスジアゲハの水色の帯を鮮やかに引き立てています。


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ここにもイチモンジセセリ(右)がいました。
中型のアオスジアゲハと比較しても、イチモンジセセリは
ほんとうに小型です。
この時季はイチモンジセセリを何処でも見かけます。


               ***


原っぱでは、湧いて出るようなモンキチョウの乱舞と出合いました。
このような光景と出合うのは初めてです。

   原っぱに群舞のフィナーレ秋の蝶     コウコ

10月も下旬になると日だまりを好む蝶も見かけます。

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   終章や 翅かがやかす秋の蝶     コウコ




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         つま
   生涯の戦友は夫 草の花     コウコ
   

ご覧下さり有難うございました。