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お盆後の里山

2017.09.06.Wed
2017年8月28日

この1ヵ月間、夫の郷里には3回帰り(お盆とお盆前後)そのつど里山
を散策することが出来ました。
鳥枯れの時季とあって出合うのは蝶ばかりです。

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農道の片側は雑木林で、蝶の蜜源であるヤブカラシやクサギの花があり
吸水には恰好の湿地でもあります。今夏はモンキアゲハ、カラスアゲハ
アオスジアゲハ、ジャコウアゲハ等の大型の蝶を見かけました。


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林側で吸水するツマグロヒョウモン♂(褄黒豹紋 中型)




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ハグロトンボは吸水をしながら縄張りを張っている様子です。歩を進め
る度に足元からヒラヒラと舞い、この場所を占領しています。
              (羽黒蜻蛉 体長57-67mm)



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翅が黒く、雄の体色は緑色の金属光沢がありますが雌は黒褐色です。
下の画像♂は昨年、涸沼自然公園(茨城県)で撮ったものです。


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田圃では赤トンボやシオカラトンボが飛び回っていますが、羽の先が
黒い蜻蛉を見かけました。


               ***



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道の傍らで翅を休めるコミスジ(小三條 中型)



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ヒカゲチョウ(日陰蝶 中型)はその名の通り日陰から離れません。
天敵の鳥から身を守る蛇の目紋があります。




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ルリタテハ(瑠璃立羽)の裏面は樹皮や落葉に似ていると
言われます。




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瑠璃色のラインがある翅で元気に飛び回っていました。


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イチモンジセセリの雌雄(小型 上♂ 下♀)





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雌が派手で雄が地味なツマグロヒョウモン(褄黒豹紋 中型)です。


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   里山や日に透きとおる秋の蝶     コウコ


中型の蝶が目立ちましたが、大型のアゲハチョウ類は高々と忙しく通り
過ぎて行くばかりでした。


               ***




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先日、丹沢山地で初めて見たタマアジサイ(玉紫陽花)ですが一度
覚えると目に付きます。球形の蕾が裂けて開花します。


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淡紫色の小さな鐘形の花はツリガネニンジン(釣鐘人参)で日当たり
のよい草地でもよく見かけました。




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白いセンニンソウ(仙人草)は至る所で繁茂しています。




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休耕田は猫じゃらし(エノコログサ)の天下です。穀物のアワ(粟)の
原種だそうです。




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むせかえる稲の香と、金色にゆれる稲穂の波に豊作の喜びを覚えました。

   兼業の刈り入れを待つ稲田かな     コウコ


夫が少年時代に駆けずり回った里山は失われつつあるようです。都市化
が進んだためでしょうか。山菜が激減し、身近だったリスやヤマドリが
姿を消し、狩猟が減ってシカやイノシシの食害が問題になっています。


農道では秋のツクツクボウシが登場し、夏のアブラゼミとミンミンゼミ
は最後の力を振り絞るかのように鳴いています。眼前を一目散に横切る
イタチと出合いましたが、ただ呆然と眺めるだけでした。

最後までご覧下さり有り難うございました。
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