お盆の野山

2016.08.18.Thu
2016年8月18日

自然の地形を生かした自然公園が好きで、お盆中に折よく涸沼自然公園
(ひぬま・茨城県茨城町)に立ち寄ることが出来ました。

1万株の紫陽花が有名で満開は7月上旬だそうです。見頃はとうに過ぎ
去っていましたが、七変化の終の景色を見ることが出来ました。

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最後の一輪によって、最初の色がブルーだと知りました。
枯れる一歩手前の華やぎを見た思いです。




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葉っぱと同化した緑ですが初めは何色からスタートしたのでしょうか?




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中には遅れて咲いた一枝の額紫陽花があります。




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山に登る遊歩道から下を見ると、本来の色彩からかけ離れた紫陽花が
斜面を覆っています。




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山道の涼しい風の中、このブルーの1株が咲き残っていました。




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紫陽花の森の下草に目を移すと、木漏れ日の中にキツネノカミソリが
(狐の剃刀)ひっそりと咲いています。


               ***


紫陽花の谷と山を歩いていると、足元からひらひらと蝶のように舞い
上がる黒い蜻蛉に初めて出合いました。

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ハグロトンボ(羽黒蜻蛉・体長57~67mm)の雄は緑色の金属光沢が
美しく、雌は黒褐色で地味です。


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山に登る小径では歩くたびに両側から次々に舞い上がり、しなやかで
優雅な光景は不思議な感覚です。小人の妖精を想わせる雰囲気でした。




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ハグロトンボの脚には毛があり



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羽根の模様は驚くほど緻密です。


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ちなみに、こちらはシオカラトンボの羽根です。


               ***



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紫陽花の葉っぱの上で蜂が何かを捕まえました。




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見覚えのある貌の昆虫です。脚と触覚が長いのでキリギリスでしょうか。




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蜻蛉も捕食しました。




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葉裏のあちこちに空蝉がついています。
蝉たちはここで孵化して、今や蝉の声
たけなわの紫陽花の森です。




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発色のいいシジミチョウが暫く小刻みに飛び回っていましたが
やっと翅を休めてくれました。




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石の割れ目にド根性の実生の木を見つけました。盆栽の風情を漂わす
大きな石です。




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暑いお盆ですが、紫陽花の谷には早くも初もみじのお目見えです。


ご覧下さり有り難うございました。
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