ひとりぼっちのコクガン

2016.03.23.Wed
2016年3月23日

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谷津干潟にコクガンが来たのは4年ぶりで1ヵ月以上逗留しています。
谷津干潟自然観察センターのフィールドノートを確認してはコクガン
の長い逗留を喜んでいます。




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遊歩道から双眼鏡で見ると、バラ園側に群れのカモより一回り
大きい水鳥がおり、この子こそコクガンだと思いました。

セイタカシギ以外は砂浜や浅瀬で朝寝です。
午前中はこんな感じで余り動きがありませんでした。




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コクガンの傍らをセイタカシギやハクセキレイが横切ります。


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カモたちが動き始めるとコクガンも目を覚ましました。
左はオナガガモのペアです。




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コクガン(黒雁、全長55-66cm、国の天然記念物、冬鳥)
初見・初撮りです。




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一日のスタートは羽繕いとストレッチでしょうか。


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コクガンは黒一色ではなく、喉の白いネックレス、体側面の縞模様
白い下腹部などモノクロの気品ある出で立ちです。




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青年のような若々しい表情です。
首を伸ばすとネックレスがリボンになりました。




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「グルルル」という鳴き声はこちらまで聞こえませんが
健康そうな舌が見えました。


                *


コクガンがいよいよ食事に出掛けました。

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すると何故か、コガモのペアを目がけて急接近しました。


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この唐突さにコガモのメスもビックリ眼です。
茶々を入れられペアは即逃げて行きました。
コクガンの行動の理由は何だったのでしょうか。


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コクガンが行くと周りのカモたちが何故か一斉に逃げて行きます。
寂しそうにうなだれたかと思うと、何か叫んでいるような素振りも
しました。コクガンの気性が荒いのか、周囲のカモたちが見慣れぬ
コクガンを闖入者として見ているのでしょうか。
地元の方とお話すると、毎日こんな様子だそうです。


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気を取り直し、顔まで突っ込んで採食です。




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アオサを食べるシーンはよく見かけますが、これは何でしょうか。
コクガンは植物傾向の強い雑食だそうです。


                *


ひとりぼっちのコクガンですが、他のカモたちが食事を始めると
一緒に行動しているので安堵しました。
豊富な餌に恵まれた水鳥たちの光景は平和そのものです。




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翼を広げたコクガンは逞しく見えます。(翼開帳115-125cm)
この翼で無事に故郷の北国へ帰り、再び越冬の地としてこの干潟に
渡って来てほしいものです。


ご覧下さり有り難うございました。 
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