小さな猛禽

2016.02.08.Mon
2016年2月8日

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東京湾に注ぐ荒川の河口から、対岸にある葛西臨海公園の大観覧車が
見えます。約170種類の野鳥が飛来するという葛西臨海公園を間近
にして、下流では1年を通して多くの野鳥と出合うことが出来ます。




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河口から上流2㎞の間に今冬は3羽のモズが生息し、テリトリーの
お気に入りの枝に、今日も顔を見せてくれました。(オス)

(全長19-20 食性は動物食 スズメより大きい 留鳥又は漂鳥)




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右側にはモズが捕った昆虫が枝に突き刺してあり、これを鵙の贄
(もずのにえ)と言います。(メス)




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蓄えていた獲物はバッタのようです。




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バッタを枝から抜き取って飲み込むまで1分間。
鵙の贄には諸説があるようですが興味深い習性です。

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秋には高音で鳴いていたモズですが、この時季でも稀に鳴くことが
あります。秋のけたたましい鳴き声とはちょっと違うようです。


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都会のモズらしく遠景に高速道路が見えます。




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山野の野鳥が都会で暮らす逞しさと順応さには驚かされます。

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都会のモズは人に馴れ、カメラを向けても即逃げることはありませんが
出来るだけ間合いを保つようにしています。

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                 *


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モズが木の枝から離れる時はいったん下降するので見失いがちですが
河川敷は低木なので、おもむろに裏に回ると藪や叢にいます。

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身近な散歩コースで初めてモズを見かけた頃は1羽でしたが
今冬は3羽に増えていました。
都会の河川敷も自然が豊かであるとモズが気付かせてくれました。



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荒川の下流に架かる葛西橋です。
この周辺には前述の3羽とは別に2羽の縄張りがあります。


俳人石田波郷(1913年ー1969年)の名句
「立春の米こぼれをり葛西橋」が毎年脳裏に浮かびます。
当時の葛西橋は300m上流の木造の橋でした。
食糧不足の戦後の焦土の中で、葛西橋に米粒がこぼれて
いた印象は強烈だったことでしょう。
立春だけに明るい希望を予感させます。


ご覧下さり有難うございました。[全文表示]
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