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旅鳥&夏鳥

2020.04.27.Mon
2020年4月24日

前回、浮島(茨城県稲敷市)を訪れ、既に2週間余り経ちました。
その後、シギ・チドリと夏鳥の様子はどうでしょうか。

蓮根の植え付け作業が本格化したハス田は全て水が張られています。

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見渡しても干潟がないので一瞬、鳥見は無理かと思いました。




しかしそうも言っていられず、浮島の広大な田園地帯を回って
来ましたが、やはりシギ・チドリは見当たりませんでした。

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筑波山と田植えを終えた田んぼの風景には癒されました。




4時間後に戻って来ると、小鳥の群れが一枚先のハス田に舞い
降りたではありませんか!

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双眼鏡で確認すると10羽前後のムナグロとキョウジョシギでした。
一面水浸しですが、着地出来るスペースをよく見つけたものです。




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超高倍率ズームのコンデジで証拠写真を撮ることが出来ました。
(35mm換算レンズ 焦点距離3000mm)




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2羽のキョウジョシギはペアでしょうか。(旅鳥・シギ科)



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ムナグロの雌雄です。前回(4/7)の雄は換羽中でしたが、今回は
顔からお腹まで黒く、白い縁取りがある夏羽(繁殖羽)に変身して
います。(旅鳥・チドリ科)




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旅鳥のシギ・チドリは南半球で越冬後、繁殖のためにシベリア方面へ
渡る途中、日本に立ち寄りました。




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10羽前後の群れとは離れた所で、単独のクサシギとも出合いました。
撮った時点ではイソシギと思ったのですが、後で画像(3000mm)
を見て初見・初撮りのクサシギだと分かりました。(旅鳥・シギ科)



                * 



アシ原は北帰した冬鳥のオオジュリンに替わり、夏鳥のオオヨシキリ
の登場です。

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「ギョギョシ ギョギョシ」とオオヨシキリの独唱がハス田に響いて
います。夏鳥は日本で繁殖し、秋には南の国へ渡っていきます。




時々「ケーン ケーン」とキジの声もします。(留鳥)

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立ち止まったキジを暫く観察していると、ホロ打ちを披露しました。
縄張り宣言でしょうか。




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ホロ打ちは5月にあちこちで見られますが、今季初見でした。



                *



同じサギ科でも、ダイサギとアオサギの全長は最大級です。

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ダイサギ(全長90cm・夏鳥/冬鳥)



目元がコバルトブルーの婚姻色です。

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婚姻色は、つがい形成される頃が最も鮮やかだそうです、




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アオサギ(全長88-98cm・留鳥)




同じく婚姻色で、嘴は黄色から赤系へとグラデーションがかかり
目元も黄色からスミレ色に変わっています。

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                *



この時季、ハス田全域に水が張られているとは露知らず訪れてしまい
ました。幸い、帰り際に一部のシギ・チドリと夏鳥を垣間見ることが
出来ました。バーダーさんの姿は無く人と擦れ違うこともなく、蓮根
の植え付け作業に励む農家さんの姿を遠目にしながらの鳥見でした。



最後までご覧下さり有難うございました。
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チュウシャクシギ&キョウジョシギ

2020.04.21.Tue
2020年4月19日

新木場(東京都江東区)で春の渡りの旅鳥を観てきました。
前回(昨年9/3)秋の渡りと同じポイントです。

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フレームに収まらない程の群れがやって来ました。




なんとチュウシャクシギ(中杓鷸)です。(旅鳥 体長42cm)

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これまでは1~3羽、最高8羽に出合ったことがありますが、今回
は60羽以上です。チュウシャクシギの春の渡りは多いそうですが
想像を遥かに超える数でした。




数が多いと目移りしますが、シャッターチャンスもあります。

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褐色の体ですが背から腰にかけ、白い部分が目立ちます。




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下に曲がる長い嘴。




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ダイシャクシギより一回り小さいですが、大型のシギだけに
ダイナミックな翼です。



                *



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昼寝時のチュウシャクシギの傍らでイソシギ(夏鳥/漂鳥)が
餌を探していました。




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次に現れたのはキョウジョシギです。(旅鳥)



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キョウジョシギが接近したのでチュウシャクシギが目を覚ましました。




こちらはペア(雌雄同色)でしょうか。共に行動しています。

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キョウジョシギ(京女鷸)は丈が短く太い体形で、嘴も短めです。
和名の由来は体のまだら模様を京都の女性の着物にたとえたそうです。




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活発に餌を探しています。




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岩礁に付いた貝はフジツボの仲間でしょうか。キョウジョシギは
この餌場にかなり執着していました。



               *



群れのチュウシャクシギの近くで羽を休めるユリカモメ。

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手前のゴマ塩頭は夏羽に換羽中で、足環を付けています。(冬鳥)




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ユリカモメの殆どは頭部が黒褐色の夏羽(繁殖羽)でした。



                *



ウミネコが何かを捕まえました。(留鳥/漂鳥)

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些細なことでも諍いが絶えず、喧嘩っ早いウミネコです。岩礁で
休んでいる仲間を蹴散らしていました。




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ウミネコの交尾でしょうか。慌ててカメラを向けましたが
遅かったようです。



                *



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夏羽に移行し始めたタヒバリをよく見かけます。中でもこの個体は
かなり赤味を帯びていました(冬鳥)



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一堂に会したチュウシャクシギ、キョウジョシギ、ユリカモメ。




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群れのヒドリガモ。(冬鳥)



                *



チュウシャクシギとキョウジョシギは繁殖地と越冬地を往復する
途中、春と秋の2回、日本に一時滞在する旅鳥です。日本で越冬
した冬鳥のヒドリガモ、ユリカモメ、タヒバリは繁殖地の北国へ
帰る途中です。(・・・夏鳥の渡来も始まりました)鳥の世界も
また、春は出合いと別れの季節です。


最後までご覧下さり有難うございました。

葛西臨海公園  4月中旬

2020.04.18.Sat
2020年4月16日

2ヵ月振りの葛西臨海公園です。朝方、風速5mの予報が出たので
躊躇しましたが、先に出掛けた夫から風が弱まったので来るように
と促され、午後から自転車で向かいました。

目的は水鳥ですが「渚橋」より先は新型コロナウイルスの感染拡大
防止のため、当面(4/11~)立ち入り禁止になりました。園内の
施設の利用も中止なので閑散としています。バーダーさんも少数で
顔見知りの地元の方々です。三密を避けての鳥見をしています。

水鳥が撮れずにガッカリしていると、夫から連絡が入りました。
擬岩の観察窓を覗くと、多くの水鳥が入っているとのことです。

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池の左側にはコサギ、ダイサギ、アオサギが総勢20羽は集まって
います。




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左からアオサギ(留鳥)、冠羽をなびかせる夏羽のコサギ(漂鳥/留鳥)
黄色の嘴が黒くなりつつある夏羽移行中のダイサギ(夏鳥/冬鳥)です。



                *



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池の中央ではセイタカシギが8羽ほどでしょうか。(旅鳥/留鳥)




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首を振りながら採食しています。




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甲殻類をゲットしました。




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セイタカシギとコサギ。



                *



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池の右側では1羽のタシギが採餌中です。(旅鳥/冬鳥)




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地味な体色と想っていましたが、よく観ると複雑な模様です。
保護色のタシギは背景に紛れて見つけ難いです。
下の池では、他にコチドリとイソシギが来ていました。



                *



園内の観察窓を巡り、双眼鏡でつぶさに探しているとコチドリの
交尾を観察することが出来ました。(夏鳥)

肉眼では見えない距離です。

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DSCN2319s.jpg DSCN2320s_20200418161535da8.jpg

35mm換算レンズ 焦点距離3000mm




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私の機材(一眼レフ)では不可能な撮影でも、超高倍率ズームの
コンデジなら可能です。今日もコンデジで撮っています。



                *



葛西臨海公園東側の旧江戸川の河口では水鳥を見かけませんが
西側荒川河口付近に約200羽のスズガモが羽を休めています。

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北帰行途上の群れでしょうか。




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群れとは無関係に1羽のカンムリカイツブリが泳いでいます。
換羽中ですが1ヵ月後の5月には華やかな夏羽に変身します。
葛西臨海公園では、越夏する数個体のカンムリカイツブリを
毎年観察しています。



                *



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前回2月中旬は梅花の時季でした。今回4月中旬では染井吉野も
葉桜となり、紅一点の八重桜を目にしました。歳を重ねるごとに
季節の移ろいの速さを覚えます。



最後までご覧下さり有難うございました。

春の稲敷&印旛沼

2020.04.10.Fri
2020年4月7日

春の稲敷市浮島(茨城県)と北印旛沼(千葉県)を訪ねました。

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広大な浮島の蓮根畑です。畑の一部では蓮根の植え付けが
始まっていました。




畑で採餌する鳥は肉眼では見つけ難く、飛んでいる鳥が舞い
降りた地点を双眼鏡で確認します。

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折よく舞い降りた8羽はムナグロで今季初見の旅鳥です。彼らは
南半球で越冬後、繁殖のためにシベリア方面へ渡る途中、日本に
立ち寄りました。




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この時季の畑は朽ちた枯蓮と泥なので、鳥の羽毛の色が保護色となり
見つけづらいです。群れはそれぞれ採餌、水浴び、羽繕いなどを始め
ました。




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ムナグロの更に奥ではコチドリが採餌中です。(夏鳥)




肉眼では一見、朽ちた蓮の花托に見えましたが双眼鏡で確認すると
タシギでした。(旅鳥/冬鳥)

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2羽は疲れ切った様子で、長いことじっとして動きませんでした。
ピンクのネットを上手く避けることが出来て良かったです。




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以下は2年前の12月下旬に同じ浮島の蓮根畑で撮ったタシギです。

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カモ類の食害対策として張ってある防鳥ネットにタシギの首が絡まり
もがいているところを夫が解き放しました。


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               ***



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北印旛沼ではカンタ君に逢って来ました。




カメラマンのモデルになったカンタ君・・・カッコイイね。

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撮影を済ますと、一緒に小舟に乗って出漁です。カンタ君は
獲れたばかりの魚を漁師さんから貰っています。



                *



一直線に伸びる此の遊歩道を往復しながらの探鳥です。染井吉野の
見頃は過ぎていました。

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ナポレオンハットのヨシガモが100羽以上残っています。北帰行は
最終便でしょうか。(冬鳥)




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かなり遠方ですが・・・。

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ヨシガモの求愛ディスプレイが盛んです。



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婚活の激しいバトルを繰り広げるヨシガモ。



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                *



以下は遊歩道で出合った鳥たちです。

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ヒヨドリのペア(冬鳥)




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ウグイスの囀り(漂鳥/留鳥)




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足環装着のオオジュリン(漂鳥)




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ガマの穂を食べるオオジュリン。




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ホオジロの囀り(留鳥/漂鳥)




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トンボを捕まえたカイツブリ(留鳥/漂鳥)




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夏羽に移行中のカンムリカイツブリ(冬鳥/夏鳥)




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住み着いているコブハクチョウ。



                *



まだ残っている冬鳥を見かけますが、夏鳥と旅鳥が渡って来ました。
この時季ならではの共存です。新しい季節を迎え、多くの鳥との再
会と未だ見ぬ鳥への期待にわくわくしています。


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渡良瀬遊水地の春

2020.04.05.Sun
2020年4月3日

前回は2月下旬に訪れた渡良瀬遊水地です。今回4月初めの風景は
すっかり春の装いでした。

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桜の淡いピンクと草木のさみどりに彩られたウォッチングタワー。




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菜の花の彼方に聳える残雪の男体山。(標高2,486m・奥日光)



                *



3月21日にヨシ焼きが行われた渡良瀬遊水地です。

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男体山を代表とする日光連山が望めます。




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ヨシ焼き後、一番の楽しみはキジとの再会です。今季も
数ヵ所で出合いました。(留鳥)




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雄の近くに3羽の雌がいました。家族?ハーレム?(第1調節池)




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活動センター前で立話中、前方を横切って行くキジに慌てて
カメラを向けることも・・・。



                *



ヨシ焼きは春の芽生えを促すそうです。

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このオオジュリンは葦の根元の水に頭を突っ込んで餌を探しています。
個体識別ナンバーが刻印された足環を付けていました。(漂鳥)




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葦の鞘の中にいる昆虫を採食するオオジュリンを多く見かけます。
背景は菜の花。




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群れのタヒバリを観たのは初めてでした。距離があるのに警戒心が
強く、行く先々で知らぬ間に群れが飛び立っていきます。(冬鳥)




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ジョウビタキ♀。枯葦を被った雄も見かけました。(冬鳥)




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ツグミ(冬鳥)




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あちこちでウグイスの囀りが賑やかです。(漂鳥/留鳥)




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枝移りしながらの囀りは一生懸命で命が漲っています。




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上空にチョウゲンボウを目にしました。毎年この時季は
近くを飛んでいたので、今回は残念です。(漂鳥/留鳥)



                *



第2調節池の人工巣塔にコウノトリのひかる君が住み着いています。
そのひかる君と歌ちゃん(徳島県鳴門町の電柱の上の巣で誕生)に
先月(3/12)求愛行動がありました。更に交尾行動(3/22)が
あり、期待のカップル誕生でした。

1時間前まではひかる君と歌ちゃんがいたそうです。

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今は巣に1羽がいますが・・・ひと目見るなり抱卵態勢! と
想いました。




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暫くして立ち上がり、足環の色からひかる君と分かりました。
抱卵は雌雄交代だそうです。




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ひかる君は歌ちゃんの留守に羽繕い・・・。



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そしてストレッチに励んでいます。




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大切な巣の手入れは共同作業だそうです。ひかる君は歌ちゃんの
留守中も根気よく働いていました。



                *



歌ちゃんの帰りを待たず、午後2時に引き揚げたのでその後の様子
は分かりません。いよいよ抱卵開始なら嬉しいですが近々確かな情
報があるかもしれません。今後のひかる君と歌ちゃんが楽しみです。


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