里山のお盆

2017.08.18.Fri
2017年8月18日

お盆前は雑草が生い茂って鬱蒼としていましたが、お盆には草を刈り
綺麗な里山風景が広がっていました。

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休耕田の花壇には向日葵や百日草が花盛りです。遠路からの帰省を
心待ちして迎えているかのようです。




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畦道の片側の林は昆虫の世界で、佇んでいると美しい翅の虫たちが行き
交っています。




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飛翔する蝶をカメラで追うとサッと通り過ぎ、止まりそうで見失って
しまうなど・・・翻弄されますが、キャッチした時は嬉しいものです。
この蝶は外来種のアカボシゴマダラ♂(中型)でした。


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モンキアゲハ♂(大型)は以前から一瞥しただけでしたが、蝶道を飛ぶ
ことが分かり容易に見つけることが出来るようになりました。




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ジャコウアゲハ♀(大型)は素通りして行きました。




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夫に「光った虫が止まったよ!」と呼び止められ、指差す梢にカメラを
向けるとタマムシ(玉虫)でした。何十年ぶりでしょうか。子どもの頃
は都内にもいて捕まえたものでした。




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彼岸花の仲間のリコリスは今が盛りとピンクの花を咲かせています。
1ヵ月後の秋彼岸には、畦道や土手が曼珠沙華で真っ赤になります。


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庭の花にはキタテハ♀が吸蜜に来ていました。




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コヒョウモン(中型)




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ヒメウラナミジャノメ♂(小型)




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アオスジアゲハ(大型)




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ヘクソカズラ


               ***



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畦道や土手には、お盆ならではの光景が見られます。


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どの家の田んぼにも禊萩(ミソハギ)が植えられていました。


               *


都市のお盆は新暦ですが、田舎では月遅れのお盆(8月13日~16日)
にお墓参りをします。

夫の実家の迎え火です。

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火を焚き、用意した人数分の麦藁の束をそれぞれが手に持ち
火を移します。




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燃える麦藁の迎え火で、ご先祖様の霊をお迎えします。




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水に漬けた禊萩(ミソハギ)の花束を、迎え火の麦藁の燃え跡に
降り注いでお清めをしました。


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                *



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この時季に見かけるオオケタデ(大毛蓼 タデ科)は園芸種が野生化し
たそうです。同じタデ科の赤まんま(イヌタデ 犬蓼)で遊んだ子ども
の頃が懐かしいです。

中一の国語の授業で学んだ三好達治ですが、誕生日(8/23)は3日違
いの乙女座で親しみを覚えたものです。赤まんまを見ると思い出す達治
の詩の一節があります。


  八月は私の生れ月 あかのまんまの つゆくさの 烏揚羽の八月は

  北の国ではもう秋だ         三好達治

  

ご覧下さり有り難うございました。
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8月の葛西臨海公園

2017.08.14.Mon
2017年8月14日

戻り梅雨のような天気が続いていますが晴れ間を縫って、葛西臨海公園
に先日出掛けました。

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左から葛西臨海公園のシンボルの「なぎさ橋」水族園の「ヨットの帆」と
「ドーム」そして「大観覧車」です。




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まず上の池(淡水池)に行きましたが、お馴染みのカルガモ、アオサギ
カイツブリ等は少なく、ひっそりとしていました。




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ゆったりと水面をゆくカルガモが涼しげです。


                *



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第一観察舎ではカルガモの家族の食事風景を覗きました。水面にある餌を
嘴でろ過する幼鳥たちの水面採食です。




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やがて陸に上がると首を伸ばして草を食んでいました。親鳥は少し離れ
て背後から見守っています。


                *



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隣の観察舎ではバンが巣材を咥えて一目散にカルガモの前を横切って行
きます。ヨシ原の前で止まりましたがこの先に巣があるのでしょうか。


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暫くしてから食事に出て来ましたが、見るからに大きな弁足です。


                *



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下ノ池(汽水池)の擬岩観察舎ではササゴイ(幼鳥)が今まさに
魚を狙っていました。


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捕食は容易ではないらしく、次の場所に移動しました。


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最初ホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)と記載しましたが、正しくはササゴイ
(幼鳥)ですので訂正致しました。
ご指摘下さったブロガーさんには感謝申し上げます。



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ダイサギも捕食中です。


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捕食中のダイサギとコサギが行き合い、互いに横目でチラッと見ました。




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コサギが翼を広げたものの、ダイサギは構うことなくその場を退きまし
た。競り合う気分ではなかったようです。


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池の真ん中でコチドリの水浴びが始まりました。暑さを吹き飛ばす豪快
さです。  小千鳥:全長16cm 夏鳥




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水浴びを終えると、飛翔して餌探しです。


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                *


秋の渡りの旅鳥が来ていました。

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黄色い足のキアシシギ:黄足鴫 全長25cm(ムクドリ大)




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青い足のアオアシシギ:青足鴫 全長35cm(ハト大)



               ***



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遊歩道はアブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ等の大合唱で、他の音が
掻き消されるほどの大音量です。




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水族園の純白なヨットが、真っ青な夏空に映えていました。


2時間ほどの散策中に得た情報でしたが、旅鳥のコアオアシシギ
(小青足鴫 擬岩観察舎)とタカブシギ(鷹斑鴫 第一観察舎)
は残念ながら一足違いで撮り損ねてしまいました。



ご覧下さり有り難うございました。

里山の夏

2017.08.05.Sat
2017年8月5日

お盆の前に夫の郷里(千葉県)に帰省しました。東京に生まれ育った私
にとって里山の豊かな自然には魅了されてきました。特にカメラを始め
てからは四季折々の出合いが楽しみになりました。

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猛スピードで飛ぶ、あの大型のカラスアゲハ(烏揚羽)がなんと庭先に
お出ましです。




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ホースに向かってやって来たのは吸水のためでした。




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翅を立てての吸水時は近づいても逃げません。よほど乾き切っていたの
でしょう。濡れた地面から長いこと吸水していました。


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金粉をまぶした漆黒の翅が美しいカラスアゲハです。

    夏の蝶水の匂いに急降下     コウコ

                *



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田んぼに行くと蝶と出合う道があります。


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片側が雑木林なので暑い盛りに活発に飛ぶ蝶にとっては涼しい道です。
大型で最大級のモンキアゲハ(紋黄揚羽 開帳110-140mm) が吸水し
ていました。


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一見、黒い蝶ですが名前の由来になった黄白色紋があります。


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咲き残るヒメジオンを探す小型のベニシジミ(紅小灰蝶 開帳30mm)



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茶色の裏翅に4つの銀紋が一列に並ぶ小型のイチモンジセセリが野薊に
訪れました。



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目まぐるしく飛翔する中型のアオスジアゲハ(青条揚羽 開帳70mm)



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翅の裏側は枯葉模様で擬態しますが、表は橙色で黒点が広がる中型の
キタテハ(黄立羽)

                *


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田んぼの上に群れで飛び交うのは夏のシオカラトンボです。秋には
アカトンボが群れでやってきます。



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白十字のドクダミの一輪には、再発見の美しさを覚えました。



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里山で清らかに咲く山野草の姿にはハッとします。



               ***



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庭先にキセキレイが来ていました。



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電線や屋根瓦に止まっていますが、時には地面に降りてきます。


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親鳥は昆虫を咥えて戻りましたが子どもたちが見当たらず、長いこと
探していました。一方、4羽の子どもは遠出した様子です。

田んぼにはダイサギが来て、電線にはカワラヒワも見かけました。


                *



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ピエール・ド・ロンサールは春の一季咲きですが、この時季の返り咲き
は珍しいです。本来の姿ではありませんが期せずして咲いていました。



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庭の薔薇は甥のお嫁さんの趣味です。薔薇は四季咲きですが、夏場は
殆ど咲いていません。それだけに楚々とした一輪に趣を覚えます。


夫の実家近辺を散策しましたが、これらは日常的な光景です。
私にとっては細やかな非日常で、里山の豊かな自然に癒されました。

ご覧下さり有り難うございました。