カワセミの捕食

2016.10.28.Fri
 2016年10月28日

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東京都内にはカワセミを見ることが出来る池が何ヵ所もあり、撮影
ポイントにはカメラマンやバードウォッチャーが集まっています。




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三脚を立て一斉にカメラを向ける先にカワセミがいました。
水面を見つめて獲物を狙っています。




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あっという間にのダイブには追いつけず、次の瞬間には小魚を咥えた
カワセミが同じ場所に戻っていました。




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一ヵ月後、カエデが紅葉する頃には再び訪れてみたいと思います。


               ***


カワセミが一時姿を消したのは第一回(1964年)東京オリンピック
の開催で東京が大改造され、自然環境が破壊されたと考えられてい
るそうです。1970年代には行き過ぎた環境破壊にブレーキがかかり
少しずつ改善され、1990年代には東京全域で繁殖が記録され復活し
たそうです。     (「ユリカモメ」日本野鳥の会東京 2015年9月号)


マイフィールドではカワセミをよく見かけますが、一連の捕食行動
のシーンは難しくなかなか撮れません。

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猛スピードで止まり木を目指し、てっぺんの着地点を外さずにピタリと
決めたカワセミ君です。


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澄んだ秋空に目をやり、狩りへの意気込みを感じさせます。




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魚影を狙い一直線に飛び出したかと思うと、小魚を咥えていました。
ダイブのシーンは外してしまいました。

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止まり木から弾みをつけて飛び上がり、水中にダイブしたものの
獲物は取り逃がしてしまったようです。

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一旦、止まり木に戻ったカワセミですが気分転換に水面すれすれに
池の中を移動です。



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こちらは気の強そうなカワセミ嬢です。




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止まり木から飛び出しました。




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後ろ姿のコバルトブルーが美しいです。
今回はダイブして獲物を捕ることが出来ました。




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小魚を一瞬に呑み込みました。


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捕食行動は1時間ほど続き、満腹になると木立の中に消えてしまい
ました。


                 *



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カワセミが水面から飛び出した一瞬です。
捕えたのは小魚ではなくて水草のようでした。カワセミも獲り損ねること
がありますが、渾身の狩りの意欲には励まされる思いでした。


ご覧下さり有り難うございました。
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武蔵野の森

2016.10.19.Wed
2016年10月19日

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武蔵野の面影を残す自然教育園(港区白金台)を訪ねました。
秋の草花の大半は闌け、芒が野を彩っています。




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尾花が秋の日にツヤツヤと輝き、傍らに吾亦紅が咲き残っていました。
一見、花には見えない暗紅色の吾亦紅ですが、芒の淋しい風情と可憐
な吾亦紅の取り合わせにはしみじみと秋の趣を感じます。


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芒を縫って蝶たちが吸蜜にやって来ました。




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ツマグロヒョウモン(妻黒豹紋・中型)


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芒の根元に珍しいナンバンギセル(南蛮煙管)を見つけました。


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表翅が空色のヤマトシジミ(大和小灰蝶・小型)の雄です。




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お馴染みの地味な翅ですが、ピンク色の小さな花に映えて愛くるしい
イチモンジセセリです。




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薊の花を中心に、シンメトリーになって吸蜜する微笑ましい光景も見ら
れました。




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ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶・小型)の裏は銀白色で、雄は表の斑紋が
橙赤色で、雌の斑紋は白色です。


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撮った画像を見て、翅が傷ついた蝶たちが多いことに驚きました。
秋も深まり蝶の活動もそろそろ見納めに近いのでしょうか。


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見上げるとイイギリ(飯桐)の赤い実がたわわに垂れ下がり、葡萄の
房のようです。


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高木に大型の蝶が翅を休め、日光浴でもしているのでしょうか。
光の当たり具合で黒い翅が青く光っています。
これは蝶の翅についている鱗粉が光に当たって見せる構造色だそうです。




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コナラ(小楢)に移動したのでシャッターを切ると、この蝶は前回
撮ったナガサキアゲハ(長崎揚羽・大型)の雄でした。


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ナガサキアゲハが薊の蜜を求めてやって来ました。。黒い揚羽蝶の中で
この蝶だけが尾状突起がないことを今回改めて知りました。




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クロアゲハ(黒揚羽・大型)は群生の薊を小刻みに巡回しながら吸蜜し
この間一度も翅を広げて静止することなく、森へ消えてゆきました。




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鬱蒼とした森に動植物が自然のままの姿で見られるという白金台の
武蔵野です。カメラを片手に爽やかな秋の散策でした。


ご覧下さり有り難うございました。[全文表示]

青く光る蝶

2016.10.15.Sat
2016年10月15日

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葛西海浜公園の西なぎさでは、夏に海水浴で賑わった砂浜が今や人影
もまばらです。




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カメラを向けると一人の女性がベンチで海を眺めていました。
澄んだ海は爽やかにして静寂です。




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臨海公園に彩りをそえた彼岸花も金木犀の香も失せ、青空の下に柘榴が
赤く色づいています。


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キバナコスモスは種が目立ち、残りの花に蝶たちが訪れていましたが
最も大型のナガサキアゲハ(長崎揚羽)に出合いました。




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ゆっくりと吸蜜することなく花畑を離れたので、穏やかな飛翔のあとを
追うと木立に降下しました。見失ってしまうのではと思いきや、なんと
木立の入口で待っているかのようで、童心に返って嬉しくなりました。


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雄は黒色ですが、雌は鮮やかで大きめです。1970年代までは九州に生息
していたそうですが、温暖化で北上してきたナガサキアゲハです。




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蝶を撮るようになってから、意外と見かけるのが優美なジャコウアゲハ
(麝香揚羽・大型)でした。




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ルリタテハ(瑠璃立羽・中型)の裏翅は褐色の模様ですが、表翅は青色
の帯があります。成虫で越冬するそうですが道理で春一番に見かけます。
翅を広げたチャンスに出合えず、夏に入ってから叶いました。


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               ***



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10月に入りよく見かけるのがウラギンシジミ(裏銀小灰蝶・小型)で
すが、成虫で越冬するので、園内のあちこちで元気に飛翔しています。




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ある時、踏まれて息絶えたカニにウラギンシジミが来ていたのには驚き
ました。腐果や樹液も好みですが、カニはご馳走かもしえません。




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腐果といえば、サトキマダラ(里黄斑日陰蝶・中型)が落ち柿に来た
シーンを撮りました。           (千葉県君津市 鹿野山)         


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アオスジアゲハ(青筋揚羽・中型)はヤブガラシが好きなようです。
通常は高々と飛翔する素早い蝶ですが、吸蜜となると蜜が豊富なヤブ
ガラシにご執心です。ヤブガラシは藪を覆って枯らすほど生育が旺盛
なので昆虫にとっては有難い蜜源植物なのでしょう。




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ヒメジョオンのピンクを見かけることがあります。ウィキペディアには
「花弁の白い部分がやや紫ががる個体が見られることもあるが、これは
清浄な空気の中で育った時にできるものである」とありました。
青のラインが入ったアオスジアゲハが最も映えるのが、このピンク色の
ヒメジョオンです。

青く光る蝶たちに魅了されますが、青が醸し出す神秘的なイメージに
あるのかもしれません。


ご覧下さり有り難うございました。

身近な蝶たち

2016.10.06.Thu

2016年10月6日

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葛西臨海公園(江戸川区)の展望広場を彩るキバナコスモスです。
爽やか青空なのもと東京湾の汐風にゆれるオレンジ色の花畑には
蝶たちが吸蜜に訪れていました。




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中型のモンキチョウ(紋黄蝶)2匹が花畑の上を敏捷に舞い始め
ました。建物は展望レストハウス・クリスタルビューです。




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来園者の簡易テントを横切るモンキチョウ。
2匹は絡み合いながら高く低く飛び回っています。



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モンキチョウ(♂裏)




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モンキチョウ(♀裏)


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大観覧車の方角に大型のキアゲハ(黄揚羽)が現れました。




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気ぜわしく吸蜜と飛翔を繰り返し、こちらもカメラで追い続けます。




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中型のツマグロヒョウモン(妻黒豹紋・左♂ 右♀)
蝶には珍しく雌の方が派手です。


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蝶を探していると、鳥類園の上の池に赤まんま(犬蓼)が繁り
紅色の小花に小型の蝶が群がっていました。

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ベニシジミ(紅蜆)




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ヤマトシジミ(大和小灰蝶)


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小型のシジミチョウの中で美しいウラナミシジミ(裏波小灰蝶)

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2つの斑点の間に尾状突起があり、複眼と触覚に似せて敵の目を
欺くと言われています。




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名前の由来になった裏翅の波状紋は雌雄同じですが、雄の表翅は青く
輝いています。


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シジミチョウ科で個体数の多いイチモンジセセリはよく見かけます。


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帰りに鳥類園の散策路で、吸蜜と飛翔が忙しいキアゲハが繁みの中で
静かに翅を休めていました。


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               ***


アゲハ(ナミアゲハ 並揚羽)

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アゲハは前の翅の付け根に黒い縞模様があり、ミカン科の植物に
来るので、キアゲハとの区別が容易になりました。




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     鳥見のマイフィールドは葛西臨海公園ですが、蝶の種類
     も多いので、未見の蝶に出合うのが楽しみになりました。
       

ご覧下さり有り難うございました。