鳰の浮巣

2016.06.30.Thu
2016年6月30日

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ここは葛西臨海公園の海側の上の池です。冬はカモたちで賑わいました。
葦原の手前中央に鳰(カイツブリ)の浮巣があります。




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ペアの最初の浮巣は葦原の奥に作り、これは2番目の新居です。
育ち盛りの2番子の育児と3回目の抱卵の最中だそうで、なんとも
アッパレな多産夫婦です。


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抱卵と育児を抱える忙しいペアと、食欲旺盛な子どもたちの
いのち輝く家族にしばし見惚れてしまいました。




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餌をねだる子に、水中に潜っては次々に与え続けます。


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子どもは大きな餌を何度も水中に落としましたが、その度に親は
咥え直して与えます。




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アシに囲まれた池はシオカラトンボが群れで飛び回り
ウシガエルのドスの効いた声が響き渡っていました。



                ***



ウオッチングセンタ前の上の池にもカイツブリの浮巣があります。

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この浮巣は風雨に流されましたが、目下修繕に専念しています。
浮巣には4個の卵があり、ペアは抱卵と浮巣作りに全力投球です。


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アシや水草をせっせと運んでいますが、傍らの卵から目を離さず
ちゃんと見守っています。


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卵の天地返しでしょうか、丁寧に転がしていました。


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やれやれと一息ついて再び抱卵です。

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しばらくは横から卵が見えていましたが、やがてすっぽりと大事に抱き
かかえました。


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カイツブリは抱卵と子育ての真最中で、ペアの渾身の姿には心を
打たれました。無事に元気に育ってほしいものです。


ご覧下さり有り難うございました。
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郷里でのひと時

2016.06.26.Sun
2016年6月26日

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鹿野山の森を分け入ると地蔵や石仏と出合いましたが、里に下りても
よく石仏を見かけます。夫の実家の周辺をひとりで散歩するのも帰郷
の楽しみになりました。


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鎌倉幕府の支配下にあった歴史の名残でしょうか、この細道を鎌倉街道
と呼んでいるそうです。800年前から人々に踏みしめられてきた細道
だと思うと、タイムスリップした気分になります。




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あちこちで蛍袋を見かけました。色の濃い園芸種に比べると道端に咲く
自然の蛍袋は淡く、素朴な味わいがあります。




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梅雨時の茸も見かけました。




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桑の実や木苺は、子どもの頃に遊びながら頬張ったものです。
都会でも自然が残っていた昭和の時代でした。


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               ***


畦道を歩くと小さな蝶が足元から舞い立ちます。間合いを取って
静かに近づくと美しい翅を見せてくれました。

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ムラサキシジミ(紫小灰蝶・開帳30~40mm)
青紫色の金属光沢が美しい蝶です。


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ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇の目・開帳40mm弱)
蛇の目は表の翅に3つ、閉じた裏の翅には6つあり、翅の表裏を撮れた
時は嬉しいものです。


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ベニシジミ(紅小灰蝶・開帳27~35mm)
ハルジオンの花には必ずベニシジミが吸蜜し、この日の個体数の多さに
は驚きました。


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               ***



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兎のニコです。小学校で増えすぎたために、甥の子どもが4年前から
飼っているそうです。


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抱っこをすると静かにゆだね、澄んだ瞳でじっと見つめる愛らしい
ニコちゃんです。




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甥のお嫁さんの趣味は薔薇がメインのローズガーデンです。
この時期は咲き終わりましたが、2番花が咲いていました。


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ピエール・ドゥ・ロンサールだけは剪定の都合で遅く咲き、まだ花
が残っていました。


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梅雨時に施す週1回の1000倍消毒ですが、私は鉢植えの薔薇と
大輪菊で1リットルですが、こちらは5リットル散布するそうです。
本格的なローズガーデンの管理には並々ならぬ情熱を感じました。



                *


最後に私のピエールを・・・

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昨年、谷津バラ園でピエール・ドゥ・ロンサールの苗を買い、1年目の
今年は複数の花が咲きました。


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これから大鉢でどう仕立てるか思案中です。



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桃色吐息

2016.06.22.Wed
2016年6月22日

数十年ぶりのマザー牧場(千葉県富津市)です。むかしの素朴な情景
とは打って変わって、その発展ぶりと賑やかさには驚きました。

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絨毯のように大斜面を彩るのは桃色吐息というペチュニアで、遠方には
房総の山並み九十九谷が見えます。




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マザー牧場は鹿野山の斜面(鬼泪山302m)にあり鮮やかなピンク色に
染まる山肌は花の谷と呼ばれ、メルヘンの径をスキップする子どもの
愛らしい姿も見かけました。




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                *



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山の上のエリアから眺める花の谷や遠くの山並み。


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惚れ惚れしたピンクの桃色吐息のあとだけに、紫陽花のブルーの彩りは
目に沁みます。




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大株の額紫陽花




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紫陽花の遊歩道


                *



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羊、大亀、カピバラ等が放たれる、ふれあい牧場は子どもたちで溢れて
いました。羊の背中の感触はまさに天然ムートンの心地よさで、可愛い
女の子の手振りと表情からも読み取れるようです。


               ***



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鹿野山を下りる途中に阿久留王塚(あくる王・胴塚)があるというので
立ち寄ってみました。


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昼なお暗き森を下りて行きますが、鹿野山の神野寺が毎月鎮魂の法要を
行っているそうで急勾配に階段が整備されていました。
ちなみに此処は神野寺の境内(寺領)だそうです。




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伝説によると鹿野山に棲む阿久留王は上総一帯を治めていた豪族で、東
征の日本武尊との激しい戦いに敗れ、この地に胴を埋められたそうです。


                *



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鹿野山の森の径を分け入ると、お地蔵さんや無縁仏に出合います。
夫が少年の頃、犬を連れて山薯堀に出かける度に目にしたそうで
懐かしさのあまり兄に道案内を頼みました。


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                *



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鹿野山を下り視界が明るくなると、ジャコウアゲハ(翼を開くと10cm)
目にし、道端の野薊が淡い紫色の可憐な花を咲かせていました。


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ご覧下さり有り難うございました。

動物園が面白い

2016.06.15.Wed
2016年6月15日

青葉若葉の濃淡に彩られた初夏の上野動物園を訪れました。

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アメリカデイゴの赤い花が緑の中でひときわ鮮やかです。




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猛禽類のコシジロハゲワシが、2mもあろうかと思われる翼を広げて
来園者の目を引いています。
狩りをせず死んだ動物を食べるので、他の猛禽類のように強力な足指
は持っていないそうです。




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コシジロハゲワシが翼を広げたままなので、ネズミがその隙を狙って
ひょっこり穴から顔をのぞかせ、この時とばかりに出て来ました。



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目的はなんと、餌の横取りでした。
餌は同じ量が左右に置かれていますが、穴に近い左側を選んでいます。



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肉の塊をこっそり盗んでは穴に運び、手際よく往復していました。



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6個中1個を残して数分で運び去ってしまいました。5個の肉の塊は
ネズミにはかなりの量です。穴の中にネズミの一家がいるのでしょうか。

帰りに様子を見に立ち寄りましたが、右側の肉の山はコシジロハゲワシ
が平らげたようです。ネズミが盗んだ左側の肉は1個がそのまま残って
いました。あえて1個を残したのであればネズミの知恵かもしれません。



               ***



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「こもれびの小径」



猛禽舎の次は日本の野鳥コーナーへ向かいました。
ガラス越しに見る野鳥の数々には目を見張ります。自然の中で一度は
出合ってみたい野鳥ばかりです。
注目したのは何故か最も身近なメジロでした。

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水浴びの後は念入りな羽繕いです。


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羽繕いが終わると、もう1羽が飛んで来て横に止まりました。


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ペアは巣箱の近くに移動して仲の良い様子を見せてくれました。



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羽繕いをして貰って気持よさそうです。
バードウオッチングでは滅多に出合えない光景かもしれません。


                *



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園内のあちこちでメジロとシジュウカラの混群を見かけました。



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ガラス越しに見たメジロは仲睦まじいペアで幸せそうでした。
そして園内を自由に飛び回るメジロは生気に漲っていました。



               ***



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朝夕や雨の日は、この巣箱にいることが多いというニホンリス。
夫の田舎ではリスをよく見かけたというので、帰郷した際にカメラを
持って探したのですが出合えませんでした。
そこで今回は上野動物園で待ちに待った対面が叶いました。




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しゃがんで金網越しにカメラを向けると、巣穴から顔を出したまま
動かず、カメラ目線のフレンドリーなリスさんでした。




           
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               プレリュードック


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紫陽花の咲く頃

2016.06.11.Sat
2016年6月11日

梅雨の晴れ間は待ちに待った絶好の鳥見日和です。

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荒川左岸を自転車で走り抜け、河口で道なりに左折すると葛西臨海公園
です。すると軽快なヒバリの囀りで迎えられ、それに誘われるかのよう
に海浜公園の西なぎさにやって来ました。
ヒバリの囀りに見上げてはみたものの姿はなく、空の青の中に溺れてし
まったのでしょうか。

   蒼天の深みに溺れ揚げひばり     コウコ




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暫くして天上から降って来たヒバリを目がけてシャッターを押しました。




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最初は冠羽を立てていたヒバリですが落ち着いたのでしょうか、冠羽を
寝かせてリラックスしています。(全長17cm、留鳥)


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カラーコーンのロープの中はコアジサシのコロニーになっていました。

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絶滅危惧種のコアジサシの営巣を助けようと
沢山のデコイ(模型)が置かれていました。




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コアジサシのコロニーに入って羽繕いを始めたヒバリです。




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かなり遠いのですが、気付かれたのでしょうか。


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念願のヒバリを撮ったところで、渚橋を渡り臨海公園へ移動です。



               ***



紫陽花が見頃で、この先の下ノ池の観察窓へ自転車を走らせます。

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池に着くと、ゴイサギが今まさに獲物を狙っていました。
(全長58~65cm、留鳥)




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その場で我慢強く粘るゴイサギが、やっと射止めた獲物です。




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カメラの方へ向きを変えて小魚を見せてくれました。




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一方、コチドリはちょこちょこ動き回っての餌探しです。
カニと出合っても互いに無関心です。(全長16cm、夏鳥)


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コチドリの感でしょうか、嘴を差し込ん
でゴカイを引っ張り出して食べました。





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彼らの捕食は、観察していて共に嬉しいシーンです。


                *



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園内の所々で紫陽花を見ますが、この上の高台はバーベキュー広場で
何時も若者たちで大賑わいです。




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少年たちの姿を見かけると、いよいよ彼らの夏がやって来たと懐かしい
思いに駆られます。




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ご覧下さり有り難うございました。

バラの風に吹かれて

2016.06.05.Sun
2016年6月5日

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谷津バラ園(千葉県習志野市)の周辺はマンションが建ち並び、バラ園に
一歩入ると多彩で香しいバラたちに圧倒されます。




ここのお気に入りは長さ50mのバラのトンネル。

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初夏の陽光を浴びて赤、黄、ピンク、橙など色彩豊かに輝く蔓バラたち。




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薫風の中、バラの花びらが降り注ぎ、足元に敷き詰められた花びら~。
バラの香に包まれた華やかな空間にしばし酔いしれていました。


                *


次なるお目当てはピエール・ドゥ・ロンサール。

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好みは花弁が多いカツプ咲きで、当初ピエールの登場には目を見張り
ました。白からピンクのグラデーションと柔和な美貌に一目惚れです。



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ピエールを撮っていると前方から、バラの花びらをひろい集める少女が
にこやかに飛び出して来ました。



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                  *



ミスターローズと呼ばれた鈴木省三コーナーがあります。

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世界的なバラの育種家で作出のバラが集められていました。




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金婚式に晴世夫人に贈られた淡いピンクの「晴世」に惹かれました。


                *


貴重な品種の中にアンネのバラ(スヴニール・ドゥ・アンネ)があります。

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「アンネの日記」で知られる少女アンネ・フランクゆかりのバラで
目を引くのはオレンジ色から微妙に変化する色合いです。




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切り花としても、若い女性に人気の茶色のバラ「カフェラテ」




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ブラックローズコーナーでは代表的な黒バラの「パパメイアン」が
ビロード状の美しい光沢を見せています。




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黄色ががったオレンジ色の「ソレイユビール」
野生種と現代バラの橋渡しをした記念碑的なバラだそうです。




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ローズガーデンにはいくつもの白い女性の塑像が置かれていました。




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長さ60mの大パーゴラは高台にあり、石柱の間からバラ園が一望出来
ます。バラのトンネル同様にベンチが置かれ、バラの風に吹かれながら
の休憩も贅沢なひと時でした。




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ご覧下さり有り難うございました。