晩春の山野

2016.04.26.Tue
2016年4月26日

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鹿野山九十九谷展望台公園(千葉県君津市)では、上総丘陵の山並が
幾重にも連なる景観を一望できます。


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九十九谷を眼下に翼を広げて悠然と舞うトビ。




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九十九谷展望広場には、落葉樹に寄生する常緑のヤドリギがあり
径50cm前後の丸い塊がたくさん付いています。ヤドリギと
言えばレンジャクで、淡黄色の実を啄む姿を撮りたいものです。



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広場の八重桜は満開でした。昔は多くの桜があり一旦絶えた
そうです。まだ若い木ですが華やかに咲き誇っていました。




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                *



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鹿野山神野寺の枝垂れ桜はとうに満開を過ぎて葉桜の様相です。
春が過ぎ去ってゆく名残惜しさを覚えながら暫く佇んでいました。




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お寺さんの近くで見た自生のクマガイソウです。花の形が熊谷直実の
背中の母衣に見立てて、この名前があるそうです。


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この山野草は絶滅危惧種で田舎でもあまり見かけなくなりました。
山地の湿った樹下を好むので移植が難しく、我が家では数年続け
て芽が出たものの、一度も花を見ることなく絶えてしまいました。




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鹿野山の古道を下りる途中、ホオジロが枝に止まったところを
咄嗟にシャッターを押しました。嬉しい初撮りです。


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               ***



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田園が若葉に染まると夏が近いことを実感します。
心地よいせせらぎに誘われて小川に近づいてみると、羽化したばかりの
トンボが羽を休めていました。




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シオヤマトンボ:♀




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ニホンカワトンボ(オオカワトンボ):♂ 橙色の羽が魅力的です。
新緑の水辺で、色とりどりのトンボが盛んに飛び交うのも間近です。




      モズが藪から不意に飛び出して来ました。


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      秋は高音のモズ、冬はモズの捕食や贄を見て来ました。
      私のフィールドは都内ですが、繁殖期に入りとんと
      姿が見えなくなりました。



ご覧下さり有り難うございました。
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桜&オシドリ

2016.04.21.Thu
2016年4月21日

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1ヵ月振りに訪れた先週の川村記念美術館です。庭園のなかにある
白鳥湖の桜と、桜の中のオシドリを想い描きながらやって来ました。




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木陰の好きなオシドリは若葉の下で寛ぎ、はらはらと散る桜の花びらが
何とも言えない情景を醸し出していました。




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3月には70羽いたオシドリがこの地を離れ、今は20羽程度で
しょうか。オシドリに混じってカワウとカルガモが遊びに来ています。


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シナガチョウは2月の恋の季節に、水陸を活発に動き回っていましたが
先月も今月も、木陰でお休みモードを決め込んでいます。


                *


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桜並木の奥は森林で、山野草を見に人の出入りが目に付きます。




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遅れて来た来園者を慰めるかのように、可憐なカタクリの花が
一輪だけ咲き残っていました。
早春の妖精は桜に譲って一斉に姿を消してしまいました。




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カタクリに代わって登場したのはウラシマソウ(浦島草)であちこち
に見られます。都内の庭園で1、2輪ほど見かけるものの自生地で
見たのは初めてでした。


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リラの花を最初に見たのは十代でした。当時は都内でも珍しい花木で
清浄な空気の下でしか咲かないと聞きました。メランコリーな色合いと
ハート型の葉っぱが印象的でした。
ほのかな香りの先に、青春時代のさまざまな事が思い出されます。


                *



こだまするウグイスの声に耳を澄ましながら春の散策を
楽しみました。
1週間前は蕾だった八重桜が今頃は満開のことでしょう。
地元の方に夏の山百合が見事なので是非見に来て下さい
と勧められました。


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帰りの専用ゲートを見返ると、華やかながらも静かな佇まいで
桜が見送ってくれました。



ご覧下さり有り難うございました。

カンムリカイツブリの夏羽&コサギの婚姻色

2016.04.16.Sat
2016年4月16日

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葛西臨海公園からいつも通り渚橋を渡り、海浜公園の西なぎさにやって
来ました。干潮時の広い砂浜では子ども達が貝殻を集めています。




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西なぎさから水路を隔てた前方に立ち入り禁止の東なぎさがあり
西には葛西臨海水族館のガラスドームが見えます。




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沖の水鳥たちは肉眼では判断出来ないほど遠方なので、この水路に
入って来た時が絶好のチャンスです。
カンムリカイツブリの夏羽を初めて見ました。ハジロカイツブリより
少し遅れて換羽を見ることが出来ました。


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夏羽で目立つのは、頬から後頭にかけて黒い縁取りのある赤褐色の飾り
羽と冠羽でした。(全長56cm、冬鳥として飛来)




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打ち上げられた魚に舞い降りて来たのはウミネコです、暫く眺めて
居ましたが去って行きました。後で食事に来るつもりなのでしょう。




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         葛西海浜公園では必ずミサゴを
         見ますが、東なぎさに現れました。




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ミサゴが東なぎさに降下するとカモメやハマシギが驚いて大慌てです。


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東なぎさに居たクロツラヘラサギとヘラサギが西なぎさ避難して
来ました。ミサゴが現れる度に西と東を行き来しています。




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飛翔を撮るチヤンス到来です。


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左・クロツラヘラサギ(翼開帳110cm) 右・ヘラサギ(翼開帳125cm)



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ダイサギが近くに寄って来ました。
ヘラサギ2種の長い逗留で水鳥たちの光景は自然体でいい感じです。




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西なぎさから東京湾を一望し、東に目を転じれば東京ゲートブリッジ
が見えます。海原を双眼鏡で覗くと多くの水鳥にビックリします。


                *



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西なぎさで目元がピンク色のコサギと出合いました。繁殖時に見える
婚姻色で初見・初撮りです。46Bの足環がハッキリと見えました。




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ネットで検索したところ、この個体は2013年6月に巣内のヒナに
装着して千葉県館山市で放鳥したそうです。
猛禽に狙われたり事故に遭ったり、危険な日常の中で元気に生き
延びることは容易ではありません。



ご覧下さり有り難うございました。

桜&野鳥

2016.04.13.Wed
2016年4月13日

初めて八柱霊園(千葉県松戸市)を訪れたのは昨年の暮れのことです。
自然豊かな園内には珍しい鳥が入るそうなので、桜が咲く頃にもう一度
来てみたいと思ったのでした。

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静閑な園内はバードウォッチャーのみが目につきます。
皆さんカメラを据えてニシオジロビタキ(西尾白鶲)が
枝垂れ桜に来るのを待っているのだそうです。




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ニシオジロビタキが現れたのはほんの束の間でした。
ピントを合わせる余裕が無く諦めましたが偶然に写っていました。




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喉が橙色の成鳥のオスです。(全長11-12cm、スズメより小さい、旅鳥又は冬鳥)
オジロビタキとの違いは、黒っぽい嘴の下が淡い肉色だそうです。


                *



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低く緩やかに飛んできて松に止まったのは、今春初見のアゲハチョウでした。




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羽化したばかりなのでしょうか、ちょっと小ぶりで翅も初々しいです。
帰りに再びこの場所に寄りましたが、動かずにじっとしていました。




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園内にある枝垂れ桜はみな若木ですが、何十年か後の華麗な姿を
想像しながら眺めていました。



               ***




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八柱霊園を後にして9キロ先のじゅん菜池(千葉県市川市)に立ち寄り
ましたが、カモたちは北帰行の時期だけにめっきり少なくなりました。




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水面に桜の花びらがひらひらと舞っています。




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ヒドリガモの2羽のオスと、白いアイリングの愛しのヒドリガモ嬢が
花びらの食事中でした。


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この日のヒドリガモ嬢は珍しく単独行動でした。
片時も離れなかった彼氏はどうしたのか心配になりました。


               *



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カワセミは繁殖期で営巣中のため、現れる頻度は少なく
なりましたが折よく姿を見せてくれました。




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水面を真剣に凝視しています。




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ダイビング態勢に入りそうです。




             
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       いつも通りの、あっという間のカワセミの狩でした。




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小魚なので即呑み込んでしまいました。


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下の嘴が赤いので女子でした。



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カワセミが小魚をゲットして呑み込むまで3秒の早業でした。



                 *


カワセミと同じ場所でタヌキを見かけました。

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遠目なので、居合わせた方々とてっきりネコと思い込んでいました。
ノラが増えましたね、と話していると地元の方がタヌキだと教えて
くれたので慌ててシャッターを切りました。
ファインダーを覗くと然りで、その場で画像を拡大すると子ダヌキに
毛がありません。以前に水元公園で見たタヌキと同じ脱毛症状です。
ペットの犬猫は動物病院で治せるものの、野生動物の厳しさを眼前で
見せつけられました。子ダヌキはスキンシップで親に甘えていました。


                *



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園内にある箱庭のような小川のせせらぎが春の小川と重なりました。
自然に生える草も味わいがあり、ここにも春の息吹が満ちていました。


ご覧下さり有り難うございました。

春の園&実生の桜

2016.04.08.Fri

2016年4月9日

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自宅から4キロ先の葛西臨海公園は自転車で20分余りです。
風のない晴れた朝を迎えると無性に出かけたい思いに駆られます。
園内の桜が一分咲きの頃は閑散としていましたが、来てみれば
あっという間に満開で、大勢の家族連れにも驚きました。




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人込みは苦手なので静かな方へと向かってしまいがちです。




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芝生広場の菜の花は闌けてしまいましたが、一所咲き残っていて
満開の桜とのコラボレーションが目を引きました。




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菜の花のあとを彩るのはネモフィラ、矢車草そしてポピーでしょうか。
そんな一部端境期の花壇には、こぼれ種から咲いたと思われる
リナリア(姫金魚草)が可愛らしい花をつけていました。




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蓮池からカルガモのペアがやって来ました。
カルガモの親子には目が無いのですがペアには関心の薄い私です。
しかし野原に近い野趣の花壇ではカルガモが映え、シャッターを
切っていました。


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カルガモのペアは葛西の楽園で幸せそのものです。




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赤、白、ピンク、黄、紫と色とりどりのリナリア。




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ネモフィラにはモンシロチョウがひらひらと忙しそうです。
ようやく吸蜜を始めましたが花はほんとに小さいです。


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                *



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鳥類園を巡ると、赤のクサボケと白のカジイチゴが目に入りました。
カジイチゴは大型の木いちごでオレンジ色の実をつけます。
実は小鳥のための甘くて美味しいご馳走なので、出合うと一粒だけ
失敬します。


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                * 



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ウォッチングセンターの周辺でよく見かけるジョウビタキ嬢です。
この辺りをテリトリーにしている個体でしょうか。




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鳴きながら枝に止まったのでジョウビタキと気づき
カメラを向けました。すると直後に他の木に飛び移りました。




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背伸びをしたりして周囲の様子を窺っています。
葛西臨海公園では数ヵ所でジョウビタキ嬢を見かけますが
私はここでオスに出合ったことがありません。


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                *


これは実生の桜ですが、発芽して何年くらい経っているのでしょうか。

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  咲いて知る実生のさくら鳥類園     コウコ




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葛西臨海公園へは荒川左岸を自転車で通っています。




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テトラポットの隙間から、ここでも実生の桜を目にしました。


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         帰りがけに早くも夏の使者を見かけました。



ご覧下さり有り難うございました。