晩秋の蜆蝶&露

2015.11.23.Mon
2015年11月23日

DSC_7454 (640x384)

黄褐色に染まった野に、名残りの花を求めて蜆蝶が来ていました。
あたりは乾いた冷ややかな風が吹き、秋の終わりが近いことを感じ
させます。




DSC_7362 (441x640) DSC_7384 (443x640)

 ヤマトシジミ(大和蜆蝶)が淡紫色の小さなアレチハナガサ
(荒地花笠)の花を吸蜜しています。




DSC_7441 (461x640) 



晩秋には蝶の姿もめっきり減りましたが、小型の蜆蝶は残っていました。



DSC_7081 (640x385)

ベニシジミ(紅蜆蝶)はセイタカアワダチソウ(背高泡立草)に
来ていました。




DSC_7073 (640x427)



風に揺れ、草にしがみ付きながら長々と吸蜜をする蜆蝶たち。



DSC_7092 (640x430)



                *


アレチハナガサとセイタカアワダチソウは帰化植物で繁殖力は
凄まじく、在来種を追いたてる勢いです。

ススキ(芒)やノジギク(野路菊)を見かけるとほっとします。

DSC_7636 (428x640)

ススキ(芒)の穂に鮮やかな紅葉を添えるハゼノキ(櫨の木)。




DSC_7583 (640x427)

ノジギク(野路菊)


                ***





DSC_7528 (640x383)

気温差の激しい夜明けは、雨が降ったように草むらが濡れています。
冷え込んだことで、空気中の水蒸気が水滴となって草に付きました。
朝日が射すと露は反射して美しく輝きます。


   露の世に奇しくも出逢い夫婦かな     コウコ
   露の世や晩年にして見えるもの      コウコ


しかしそれも束の間、露は儚く消えてしまいます。
このような露に託して、折に触れ感慨を詠んできました。




DSC_7508 (640x384)



 稲畑汀子選 (朝日俳壇)
   子に残る親の面影露けしや     コウコ

   


ご覧下さり有難うございました。[全文表示]
スポンサーサイト

小春日和

2015.11.16.Mon
2015年11月16日

DSC_6418 (640x428)


真夏に鮮やかな花を咲かせたキョウチクトウ(夾竹桃)が、11月の
小春日和に誘われて花をつけました。
俳句ではこの現象を帰り花、二度咲き、狂い花と言います。
奥の黄色い丸ボケは海岸沿いで見かけたイソギク(磯菊)です。


DSC_6421 (640x428)


                *


ここ葛西臨海公園は自宅から自転車で20分程なので、気が向くと
ふらりフォト散歩に来ます。
電動自転車に乗り換えてからは、アップダウンの道でも疲れ知らずで
行動範囲が広がりました。

DSC_6423 (640x385)


園内では紅葉や赤い実が目に飛び込んできます。


DSC_6417 (427x640)




DSC_5949 (640x427)

真っ赤な紅葉を見かけて自転車を止めると、そこは日本庭園でした。
日本庭園があるとは知らず、迂闊にも長年同じ路を通っていたのでした。




DSC_5892 (640x427)

道端のサザンカ(山茶花)は花びらを散らしながらも
長く咲き続けています。


                *


DSC_6217 (640x423)

ここは早春に菜の花畑になりますが、すでに双葉や本葉が見えます。
一面に咲く菜の花の景色が脳裡を掠め、今から楽しみにしています。




DSC_6300 (640x428)

モンシロチョウがやって来ましたが、産卵のためでしょうか。




DSC_6271 (640x428)

あちこちで雌雄が飛び交っています。




DSC_6388 (640x384)

双眼鏡が捉えたのは、遠くに舞い降りたハクセキレイでした。
菜花の葉に付く虫を啄ばみに来たのでしょうか。


               ***


以下は葛西臨海公園で今秋に出会った野鳥たちです。

DSC_1813 (640x399)

旅鳥として飛来した珍しいノビタキ(野鶲)に数10人のカメラマンが
集まりました。SNSの情報の速さにはビックリします。




DSC_1895 (462x640) DSC_1838 (461x640)

ノビタキ(メス)は草の上に止まったまま暫く動きませんでした。
ゆっくりお撮り下さい、とでも言いたげなサービスぶりには
感心しました。偶然通りがかり、初見初撮りとはラッキーでした。




DSC_1828 (640x400)

やっと正面を向いてくれたノビタキ嬢。
全体がオレンジ系の色合いで、お洒落なベレー帽を被ったような
愛らしさには人目惚れです。(全長13cm  スズメより小さい)


                *


モズ(百舌鳥、鵙)は今年こそ撮りたいと願っていました。
ところが、声はすれども姿は見えず仕舞いでした。

DSC_3502 (640x425)

しかしチャンスは突然訪れるものですね。
真っ青な晴天の下、モズ(オス)の高音が近距離で耳に入りました。
高い木の梢で高鳴きをして縄張り争いをするのだそうです。
(全長19-20cm スズメより大きい)




DSC_3500 (640x446)

小さいので小鳥のようにみえますが猛禽です。
嘴はタカ(鷹)のように鋭く、黒い隈取りがきりりとして精悍な
顔立ちです。
ノビタキと違って、こちらは束の間のシャッターチャンスでした。


                *


DSC_6891 (640x385)

サンクチュアリーの園内は赤や黄色の木の実が豊富で、野鳥たちの
飛来を待ちかねているようでした。


ご覧下さり有難うございました。

愛しのヒドリガモ嬢

2015.11.09.Mon
2015年11月9日

今年の3月末に訪れて以来の「じゅん菜池」です。
白いアイリングのヒドリガモ嬢と再会出来るようにと祈りながら
じゅん菜池(千葉県市川市)に夫とやって来ました。

DSCN0265 (640x384)

真冬になるとカモたちで賑わう池ですが、すでに1陣2陣らしき群れが
渡って来ていました。(ヒドリガモ、オナガガモ、キンクロハジロ等)




DSC_5717 (640x429)

目当てのヒドリガモたちの中に彼女が来ているか、目を皿のようにして
探しました。




DSC_5773 (640x428)

この子は普通のヒドリガモですが、女子の中では美人です。




DSC_5714 (640x427)

いました! いました!!
白いアイリングの愛しのヒドリガモ嬢です。


               ***


じゅん菜池には今年の1月から3月にかけて鳥見に通い、その都度
アイリングのヒドリガモ嬢を探して撮り続けてきました。

DSC_6016 (428x640) DSC_6017 (425x640)

特別に生まれてきた個体なのでしょう。アイリングの瞳が愛らしいです。




DSC_5980 (640x443)




DSC_5968 (640x446)


毛繕いは丁寧で見ていて楽しいです。
体をここまで丸くします。


DSC_5989 (640x442)




DSC_6049 (640x444)


水浴びも面白く、水切りも見逃せません。


DSC_6051 (640x443)




DSC_6010 (640x445)


羽ばたきのシーンです。


DSC_6012 (640x427)




DSC_6023 (640x439)

Wikipediaに<オスは口笛のような「ピュー、ピュー」という
特徴ある甲高い声でよく鳴き、メスは他のカモ同様低い声で
「ガァー、ガァー」と鳴く>とあります。




DSC_6041 (640x428)

並んで泳いでいた2羽ですが、ヒドリガモ嬢が離れた時の
彼氏のリアクションがリアルでした。




DSC_7450 (640x404)




DSC_5775 (640x384)

こちらのカップルはラブラブのご様子。




DSC_7451 (640x447)

ヒドリガモは春になると繁殖のためにユーラシア大陸北部へ
帰りますが、栄養を蓄えて丸々としていました。

そして8ヵ月後に再び日本に冬鳥として飛来しましたが、第一
印象は痩せていました。長旅ほんとうにお疲れさまでした。




DSC_7463 (640x445)

地元の方々にお訊きすると何年も前から毎年飛来しているそうです。
白いアイリングは交雑? 部分的なアルビノ? 突然変異?等々
想像はさまざまでした。
今冬もじゅん菜池に通うのが楽しみです。


ご覧下さり有難うございました。

ハクセキレイ&薄紅葉

2015.11.03.Tue
2015年11月3日

DSC_3971 (640x428)

ハクセキレイが空を眺めていますが、次の瞬間には飛び立って
赤トンボを見事に捕えました。




DSC_3984 (640x428)

この日は久しぶりに小石川後楽園に訪れました。
紅葉や多くの冬鳥の飛来はまだ先のことですが、園内にはカワセミ
目当ての多くのウオッチャーが三脚を立てています。




初めてカワセミを撮ったのは此処の公園でした。
今回はハクセキレイ(体長21cm、 別名 : 石叩、庭叩 )を
追い駆けてみたいと思います。

DSC_4229 (640x384) 


ハクセキレイは個体数が多いのでしょうか、カワセミやヒヨドリとの
ツーショットを撮ることが出来ました。


DSC_4788 (640x382)




DSC_3787 (442x640) DSC_3788 (447x640)

ハクセキレイはよく目にするので、これまで関心が薄かったのでした。
しかし意識してカメラを向けてみると、石を叩くように常に長い尾羽を
上下させ、飛ぶ姿は爽やかです。



DSC_4420 (640x452) 

毛繕いのシーンは初めて見ました。




DSC_4396 (640x428)


先ほどは赤トンボを上手に捕りましたが、水中の小魚の猟も得意です。


DSC_4734 (640x434)


                *


小石川後楽園の紅葉の見頃は11月下旬から12月の初めにかけてです。
園内のモミジはまだ緑ですが、ほんのりと兆しが見えます。

DSC_5552 (640x384)

池は大堰川の渓流だそうで、朱塗りの紅橋は京都の東山東福寺の
通天橋に見たてています。

    名園の静けさのなか薄紅葉     コウコ




DSC_5493 (640x384)


    渓流の石から石へ石叩     コウコ


DSC_5494 (640x385)

池には点々と石が配置され、野鳥たちの猟と飛翔が見られます。




DSC_5259 (443x640) DSC_5354 (427x640)

    一瞬の飛翔を映し秋の水     コウコ

水面に映った石のシンメトリーはハート形です。

    

DSC_5093 (640x384)




DSC_5080 (640x385)




DSC_5081 (640x383)

ハクセキレイが石から石へ飛ぶ姿は見ていて飽きません。




DSC_5209 (640x385)

池に人が近づくと服装の色が水面に映りました。
人の気配を感じているハクセキレイです。




DSC_5221 (640x385)

桜紅葉の落葉が流れてきて、折よく石のところで止まりました。



                ***



大堰川の渓流に見立てた池でハクセキレイを撮っていると
冬鳥のジョウビタキが飛来しました。今秋の初見初撮りです。

DSC_5518 (640x426)


DSC_5523 (640x427)



                *
     


DSC_5545 (640x384)

帰りがけに振り返ると、大分葉を落とした桜紅葉ですが
キラキラと日に映えていました。



ご覧下さり有難うございました。