枯葦原のレストラン

2015.01.30.Fri
2015年1月30日

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葦原と言えば「豊葦原の瑞穂の国」日本という美名が浮かびます。
いにしえの日本は、豊かな葦原が群生していたことでしょう。
イネ科の葦は2mの高さになり、秋に花穂をつけ、冬は枯れて茎が
残ります。


枯葦原を通ると、聞き慣れない微かな音に気付きました。
よく見ると枯葦に小鳥が群がって、あちこちで葦の皮を剥がしたり
突いたりています。

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嘴で葦の皮を剥がしては右、左とリズムカルに放り投げていました。



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茎を掴んで縦にとまり、時には羽でバランスを取りながら懸命です。


 
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彼等はオオジュリンの群れでした。全長14.5cm (冬羽)



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オオジュリンの群れには、スズメも混じっていました。 全長14-15cm


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枯葦原にはメジロもやってくれば・・・   全長12cm



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シジュウガラも来て、葦の茎に潜む虫を器用に獲っています。   
全長14.5cm 留鳥

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枯葦原を飛び去ったシジュウガラは、葦の茎が折れ伏した水辺に降り
て来ました。
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水辺は先客のムクドリの群れがいて、中には気持良さそうに
水浴びをしているのがいます。 全長24cm
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他にキジバトもいれば、この時季に見るツグミもいます。
折れ伏した葦の水辺にも、食事のメニューが用意されていました。
キジバト 全長33cm 留鳥
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ツグミ 全長24cm
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鳥見2年目の今冬ですが、アオジとジョウビタキは初見でした。
この日つき合った夫によれば、田舎ではよく目にする鳥だそうです。
アオジ 全長14-16.5cm
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ジョウビタキ 全長13.5-15.5cm 冬鳥 (スズメよりわずかに小さい)
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羽を広げるジョウビタキ。
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昨年の晩秋に初めて1羽のバンを見ましたが、ここでもバンの1羽に
出合い、再会したような喜びを覚えました。全長35cm(ハトと同じくらい)
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葦原には大昔から今日まで、多くの野鳥が食事に来ています。
彼等にとっても、まさに豊葦原です。

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帰りに枯葦原を振り返ると、広々とした水辺にオオバンのカップルが
寛いでいました。

ご覧下さり有難うございました。 
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カラスのクルミ割り&オオバンの食事

2015.01.21.Wed
2015年1月21日

荒川河口に近い河川敷は地元の人たちの散歩コースであり、ジョギング、
釣り、サイクリングなども楽しめます。


小名木川との合流地点にある「荒川ロックゲート」屋上から見た河川敷。DSC_4888 (640x427) 




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ロックゲート付近の道路で、クルミ割りをするカラスを目撃しました。
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都内で見かけるカラスは2種類で眼前のカラスは、ハシブトガラスの
太い嘴と違って細く、額に段差がないのでハシボソガラスでした。
クルミを車に轢かせたり、上空から落として割るシーンはテレビで見
ますが目撃したのは初めてでした。




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2つに割れたクルミを分け合っている2羽。
殻に実が張り付いているのか、抓んでは地面に落としています。



 
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余すことなく、嘴で器用に啄ばんでいました。




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こぼれたクルミの微塵を、拾ってまで食べるカラスが印象的でした。




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ロックゲートの周囲には越冬の水鳥たちが集まります。
何時もは数羽のオオバンですが、この日はなんと14羽の集団でした。
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川から次々に陸に上がるオオバン。(大鷭 体長32-39cm)
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バランスを取りながら勾配を上がって来ます。(翼開帳70-80cm)
オオバンの足の指は大きく不思議な形をしていますが、機能的に優れて
いるのかもしれません。




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水中のオオバンは見慣れていますが、陸地に上がったシーンは初めてでした。





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嘴を深く入れて、何かを探しているようです。





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よく見ると白い嘴で草を食べていました。




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オオバンは雑食ですが、植物はビタミンが豊富なので、栄養のバランスが
自然に摂れているのかも知れません。



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河川敷の枯葦の穂が夕日を浴びて輝いていました。


ご覧下さり有難うございました。

消えてしまった光景

2015.01.14.Wed
2015年1月14日

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ガーデニングの手押し車がゴミ置き場に廃棄されています。
敷地内は金網で仕切られ、しかも距離があるので半ば諦めながらも
カメラを向けてみました。





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遠くの手押し車に集まる野鳥は、一見スズメかムクドリに想え
ましたが、実際は一回り大きいヒヨドリでした。





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手押し車と云えば、ガーデニングショーでの華やかな花車を思い
出しますが、これは花壇での役目を終えて錆ついていました。





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ヒヨドリの群れにとっては羽休めの場所かもしれません。

これらは12月下旬に撮ったシーンですが年明けに見に行くと、なんと
手押し車は忽然と消え失せていました。
もう一度撮り直すつもりでしたが、最後の光景だったと思うと捨て難く
なりアップしました。

               ***

あの日のムクドリの群れはどこにいるのか気がかりでしたが、水飲み場
に集まっていました。

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前回は被写体が遠すぎると思い込んでいましたが、実は群れのヒヨドリは
近づくと直に逃げてしまうのでした。





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水を飲むもの、警戒するものと役割があるのでしょう。交代しながら
それぞれ喉を潤しています。





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1羽が飛ぶと、一斉に飛び立ちます。



  
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見上げると、彼等は隣の大木の枝にとまっていました。
時刻は日入り20分前で、群れのヒヨドリの一日が終わろうとして
いる様子でした。

寒中の彼等のねぐらが気にかかりましたが、夕方からの急な冷え込み
を覚えつつ家路に就いたのでした。

ご覧くださり有難うございました。

野鳥の食事

2015.01.05.Mon
2015年1月5日

未年の羊にちなんだ「干支の植物展」(夢の島熱帯植物館12/24~2/1)には
ユニークな植物が展示されていますが、中でもヒツジノツノが目に留り
ました。

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パナマ帽の原材料であるパナマソウの花穂はガマの穂に似ています。
この穂に切れ込みを入れて乾燥させると、羊の角のような螺旋形の
ドライフラワーになるそうです。
手に触れることが出来るので撮ってきました。


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植物館の外に出ると「夢の島公園」は冬枯れ一色で、目に飛び込んで
くるのは元気な野鳥たちです。

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豊作だった秋の柿が枝に残っていて、次々と鳥がやって来ました。


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オナガは公園でよく見かけますが、食事風景は初めて見ました。



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長い尾羽が枝に触れないように、上手に柿を啄ばんでいます。



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同色のオナガのカップル。

                *


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ヒヨドリのカップル。


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食べるものが決まると、食欲旺盛なヒヨドリです。



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ときどき鳴き声を上げながら啄ばんでいました。



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撮るときは気付きませんでしたが、端っこにムクドリが1羽
写っていました。

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公園に隣接しているマリーナには、夕方になると水鳥が集まります。


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最初は数羽のオオバンがいて、1羽が潜水を始めました。


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雑食のオオバンがゲットした大きな塊は、一体何だったのでしょうか。


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食べ終えて鳴く声は、まるで歓喜の雄叫びのようです。
嘴から見える舌は同色でした。




傍らで見ていたオオバンは水草を採りました。
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こちらもペロリと食べて満足そうです。



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勢いよく潜水したのはウでした。


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潜水した水面を見ていると、かなり離れたところに浮上しました。


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最後は12月下旬に撮った小石川後楽園での採餌です。

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小魚を銜えたコサギ。




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虫や実を啄ばむハクセキレイはよく見かけましが、小魚をゲットした
姿は初めてでした。

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小魚を銜えた水鳥は、派手な水しぶきの争奪戦から脱け出て来ました。
相手はオオバンで、勢い余って一瞬追い駆ける素振りをしました。


野鳥を日がな一日観ていると採餌、毛繕い、羽休めの繰り返しです。
採餌にはテリトリーもあり、時には餌を奪い合うこともあります。
生存をかけた採餌は彼等にとって必死ですが、それだけに命輝く
シーンです。
人と隣り合わせに生きる都会の野鳥たちを、今年も撮り続けたいと
思います。


最後までご覧下さり有難うございました。
本年も宜しくお願い致します。