6月の林道

2018.06.15.Fri
2018年6月13日

2月下旬以来の早戸川林道です(神奈川県清川村宮ヶ瀬)。

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2月24日は残雪の林道で一面冬枯れの景色でした。




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宮ヶ瀬湖畔の汁垂隧道を抜けると新緑の林道がつづきます。




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鳥の囀りが聴こえるものの姿は見当たりません。そんな中ひょいと
現れたのがガビチョウでした。

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鳴き真似上手なガビチョウが持ち前の声量で長々と囀っています。




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脳裏に雪景色の残像があるだけに、眼前の生気みなぎる青葉若葉の輝き
に足取りも軽くなります。




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囀りの林道であると共に花の香の林道でもあり、ジャスミンそっくり
なテイカカズラの花の匂いが漂って来ました。




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テイカカズラ




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マタタビ



                *




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湖に目を移すと幼そうなカワウが羽を広げて乾かしていました。




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近くには成鳥がいます。




金沢橋に着くまで、ひたすら期待していたのはヤマセミでしたが・・・

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橋の下に勢いよく飛んできたのはカワセミでした。




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金沢橋の欄干から身を乗り出して撮りました。こんな時はコンデジに
助けられます。しかし残念ながらヤマセミには逢えませんでした。




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毎年、早戸川橋の近くで目にするマムシグサです。花が終わって青い
実がつきましたが、秋には真っ赤になります。




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林道でよく目に付いたのは山野草のホタルブクロでした。




昼時は毎回、奥野隧道の近くの東屋で食事をします。

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おにぎりを頬張っていると、必ず目の前でシジュウカラが囀ります。




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ヒヨドリが何羽も飛翔していましたが、よく見ると桜の実が食べ尽く
されていました。右下に一粒だけサクランボが見えます。



               ***



午後から曇り空でしたが丹沢湖(神奈川県山北町)へ移動しました。

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丹沢湖のシンボルである永蔵橋を渡り、世附方面の湖畔沿いにある
駐車場に車を停めました。




世附川では外れることの無いカワガラスですが、見かけたのは一羽
でした。

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シルエットを一枚撮った途端、なんと滝を下ってしまいました。




同じ場所で暫く待っていると、カルガモのペアが採食にやって来ました。

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流れの緩やかな砂防ダムの端で世附川を眺めるカルガモです。




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如何にも危なっかしい様子ですが、羽があるので大丈夫でした。




丹沢湖まで足を延ばしたのは以前この場所でヤマセミと出会ったから
でした。実は今回も世附川を下って行くヤマセミの姿を目撃しました。

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暫くすると今度は上って行くヤマセミを見かけたので慌ててシャッター
を切りました。一旦は没としましたが証拠写真として残しました。




この時季、林道では草花が少ないので蝶を見かけませんでした。

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ヨウシュヤマゴボウの花に、かろうじてモンシロチョウ♂が吸蜜
に来ていました。




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熟すと赤紫色になります。人にとっては有毒な帰化植物だそうです。




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つぶつぶの赤い実が可愛らしい野イチゴを目にしました。


今回はコンデジのみの撮影でした。軽くて持ち運びが楽なこともあり
癖になりそうです。


最後までご覧下さり有り難うございました。
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梅雨晴間

2018.06.11.Mon
2018年6月9日

梅雨の晴れ間に里山を散歩しました。田植え後の苗は生育が盛んで
緑豊かな田園の風景が広がっています。

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アオサギが獲物を捕らえるために、田んぼの真ん中でじっと佇んで
います。




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このアオサギ♂は頭に長い飾羽をなびかせ、目元は黄色から青紫に
変わっています。これは繁殖期に見られる婚姻色だそうです。




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他のサギ科の鳥が見えない日でもアオサギだけは姿を現します。




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広々した田んぼに着地するアオサギの翼は150cm以上もあり
サギ科では最大です。




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土手ではヒバリの囀りが賑やかです。舞い上がった空中でホバリング
をしながら囀りますが、草地すれすれで囀る個体を見かけました。




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こちらはロープにやって来て、バランスよくつかまり立ちしました。




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ヒバリ♂は30秒ほどして囀り始め、縄張りを守り続けています。




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かなり遠方ですが、ヒバリの親鳥が青虫を咥え、巣立った雛に
餌を運んで来ました。 



                 *



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林に入るとモズ♂の幼鳥と出会いました。




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枝から枝へ飛ぶのが楽しくてしょうがない様子です。




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巣立ち後、初めて見る世界に興味津々の様子で、下を覗き込み
空を見上げていました。



               ***



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雑木林の林縁で初夏から初秋まで見られるヒカゲチョウです。
濡れた地面から吸水しています。




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ハルジオンに訪れたモンキチョウとモンシロチョウ。




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左は黄色のモンキチョウ♂、真ん中♀は白っぽく、右はモンシロチョウ。




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モンキチョウとモンシロチョウの乱舞が見られました。




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イチモンジセセリが吸蜜するハルジオンに、ミツバチもやって来ました。




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アカツメクサの蜜を吸いに来たアカタテハ。




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ベニシジミは春から初夏にかけて、平地で最も多く見かけました。




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橙色の小さなベニシジミには親しみを覚えます。



                 *



梅雨に入った直後、晴れ渡った朝を迎えました。予報では当面雨が
続きそうなので急きょ郊外の田園地帯へ車を走らせました。

暮らしたこともない里山ですが何故か深い郷愁を覚えます。広々し
た田園に佇むと、都会の喧騒にまみれた身心が浄化される思いです。
遠征で憧れの鳥に出合う喜びは大きいですが、身近な鳥や親しい蝶
等をあらためて見るのも楽しいものです。


最後までご覧下さり有り難うございました。

紅葉の大子町

2017.11.12.Sun
2017年11月10日

紅葉のピークを迎えた久慈川と支流の押川、そして袋田の滝を巡って
来ました(茨城県久慈郡大子)

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早朝の到着時はマイナス1度で霜が降りていましたが、日中は16度の
穏やかな日和でした。




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川沿いは晩秋と初冬が織りなす景観で、彩り鮮やかな中にも深みのある
趣です。




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朝日射す紅葉の川沿いを悠然とダイサギが通り過ぎて行きます。




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続いてアオサギも下流へ向かいました。


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桜紅葉の枝で羽を休めるセグロセキレイ。




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河原には多くのセグロセキレイが賑やかに鳴き、飛び交っています。
都内の公園や駐車場にはハクセキレイが来ますがセグロセキレイは
ほとんど見かけることはありません。




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セグロセキレイの餌は水辺の昆虫類だそうですが、落葉を一枚一枚
返して餌を探していました。




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川沿いにある小さな公園でやっと一羽のハクセキレイと出合いました。
頬が白いハクセキレイと黒い頬のセグロセキレイは、鳴き方も違って
前者は澄んでいますが後者は濁っています。




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コバルトブルーのカワセミの飛翔もよく見かけました。視界の範囲内
の対岸に止まるので、双眼鏡を向ければすぐ見つけられました。




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モズ♀の縄張り宣言でしょうか。キィーキィーと声を張り
上げています。



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トビは電線や杭に長々と羽を休める個体もいれば、上空にゆったりと
飛翔しています。散策中、トビは常に視界にありましたが、彼らから
見れば当方は射程圏内で、一部始終観察されていたことでしょう。




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テリトリー争いのダイサギでしたが。小さい方が優勢です。



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冬鳥のカモはまだ見かけず、これは数十羽のカルガモの飛翔でした。



               ***



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渓流には鮎や鮭を生け捕りにするヤナ(梁)がありました。




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ヤナに放置された鮭が3匹ほど干からびています。




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イソシギがヤナにやって来ました。




地元の方から鮭が沢山いると聞き、川面を見つめると魚影の群れが
うごめいています。

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遡上して来た鮭の産卵行動を観察することは出来ませんでしたが・・
浅瀬には産卵を終えた鮭でしょうか、力尽きたボロボロの姿を見ました。


                *



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紅葉の山間部を走行する奥久慈ラインの水郡線(水戸―郡山)です。
カラフルな車体に水戸の文字が見えます。




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ここでは久慈川と並行して走っていました。



               ***



午後から袋田の滝に移動しました。

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紅葉の袋田の滝(日本三名瀑)を見に左の第一観瀑台へ向かいます。




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間近に見る水流の迫力は想像以上です。




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観瀑台からは、慎重に渡って来た吊り橋も見えます。




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振り返ると、紅葉の中の滝と吊り橋が目に焼き付きました。


早朝は今冬一番の寒さでしたが日中は小春日和に恵まれました。今回の
遠征はこれまでに無い走行距離と歩数でしたが、紅葉に魅せられて気分
が弾み疲れを感じませんでした。

最後までご覧下さり有り難うございました。[全文表示]

水辺にある里山

2017.09.28.Thu
2017年9月24日

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栃木県を流れる箒川(大田原市)にやって来ました。到着の朝はまだ
靄がかかった情景でした。




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橋の欄干ごとに蜘蛛の巣が張られ、どれも美しい水滴模様です。
昔から蜘蛛の巣に水滴がかかると天気は晴れになると言われています。




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橋を挟んで其処ここに釣り人を見かけましたが、皆さんはこの土地の
方で顔見知りだそうです。

   ゆく雲の早き流れや下り鮎     コウコ




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今は落ち鮎の季節ですが、春に鮎が遡上する頃は大勢のカメラマンを
見かけるそうです。ヤマセミは留鳥ですが、子育ての頃は狩りの頻度
も多いのでシャッターチャンスです。




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鮎の釣果は良く、しばらく見ていただけで2匹釣り上げました。
アオサギも鮎を狙っているのでしょうか。




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捕食に失敗したアオサギは、戻ってからカキカキしています。




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小鳥が箒川を横切って右岸の方向に降りましたが、イソシギでしょうか。
ややあって今度はカワセミが猛スピードで通り過ぎて行きました。



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下流へ向かうカワウの大群です。個体数はこの倍以上あります。



               ***



箒川のヤマセミとカワセミは事前に聞いていましたが、現場では鮎釣り
の方に撮影ポイントを教えて頂きました。この時季は容易に撮れそうも
ないので、川沿いの周辺を散策することにします。

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水溜まりで産卵する赤とんぼですが、意外と時間をかけていました。




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ガマの穂に集まって来る赤とんぼ。




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露草の群生とアキメヒシバ。




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猫じゃらし、アカツメクサそしてアメリカセンダングサ(帰化植物)に
訪れたキタテハ。子どもの頃、原っぱで遊ぶとアメリカセンダングサの
実が服にくっついて厄介でした。




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アキアカネ(赤とんぼ)

   原っぱに昭和が見える赤とんぼ     コウコ




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上(♂)下(♀)




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ミヤマアカネ




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田畑で多くのダイサギとアオサギを見かけました。




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                 *



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清流の箒川から少し離れている田畑の小川も澄んでいます。




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ここでも一瞬、カワセミが下流へ飛んで行きました。




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里山でお馴染みのハグロトンボですが、その数の多さには驚きました。




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ハグロトンボの雌(前)雄(後)




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緑色の金属光沢が美しい雄。




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単独で水草に産卵する雌。

                *



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野生化した秋海棠(シュウカイドウ)。




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風情ある秋海棠の小径に出合ったのは初めてでした。




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もしかしたらヤマセミに出合えるかもと思いつつ箒川へ向かいました。
ヤマセミの撮影は子育ての頃に、再び箒川でチャレンジしたいと思い
ます。今回は期せずして水辺にある里山を散策することが出来ました。


最後までご覧下さり有り難うございました。

里山のお盆

2017.08.18.Fri
2017年8月18日

お盆前は雑草が生い茂って鬱蒼としていましたが、お盆には草を刈り
綺麗な里山風景が広がっていました。

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休耕田の花壇には向日葵や百日草が花盛りです。遠路からの帰省を
心待ちして迎えているかのようです。




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畦道の片側の林は昆虫の世界で、佇んでいると美しい翅の虫たちが行き
交っています。




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飛翔する蝶をカメラで追うとサッと通り過ぎ、止まりそうで見失って
しまうなど・・・翻弄されますが、キャッチした時は嬉しいものです。
この蝶は外来種のアカボシゴマダラ♂(中型)でした。


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モンキアゲハ♂(大型)は以前から一瞥しただけでしたが、蝶道を飛ぶ
ことが分かり容易に見つけることが出来るようになりました。




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ジャコウアゲハ♀(大型)は素通りして行きました。




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夫に「光った虫が止まったよ!」と呼び止められ、指差す梢にカメラを
向けるとタマムシ(玉虫)でした。何十年ぶりでしょうか。子どもの頃
は都内にもいて捕まえたものでした。




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彼岸花の仲間のリコリスは今が盛りとピンクの花を咲かせています。
1ヵ月後の秋彼岸には、畦道や土手が曼珠沙華で真っ赤になります。


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庭の花にはキタテハ♀が吸蜜に来ていました。




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コヒョウモン(中型)




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ヒメウラナミジャノメ♂(小型)




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アオスジアゲハ(大型)




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ヘクソカズラ


               ***



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畦道や土手には、お盆ならではの光景が見られます。


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どの家の田んぼにも禊萩(ミソハギ)が植えられていました。


               *


都市のお盆は新暦ですが、田舎では月遅れのお盆(8月13日~16日)
にお墓参りをします。

夫の実家の迎え火です。

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火を焚き、用意した人数分の麦藁の束をそれぞれが手に持ち
火を移します。




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燃える麦藁の迎え火で、ご先祖様の霊をお迎えします。




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水に漬けた禊萩(ミソハギ)の花束を、迎え火の麦藁の燃え跡に
降り注いでお清めをしました。


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                *



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この時季に見かけるオオケタデ(大毛蓼 タデ科)は園芸種が野生化し
たそうです。同じタデ科の赤まんま(イヌタデ 犬蓼)で遊んだ子ども
の頃が懐かしいです。

中一の国語の授業で学んだ三好達治ですが、誕生日(8/23)は3日違
いの乙女座で親しみを覚えたものです。赤まんまを見ると思い出す達治
の詩の一節があります。


  八月は私の生れ月 あかのまんまの つゆくさの 烏揚羽の八月は

  北の国ではもう秋だ         三好達治

  

ご覧下さり有り難うございました。