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手ごわいお菊さん

2019.11.08.Fri
2019年11月6日

前回(11/2)、葛西臨海公園に初めてキクイタダキが入り、園内に
いたにも関わらずタイミングを逸してしまいました。そこで今日は出
合えるか否か・・・ひとまず出かけてみることにしました。

まず、シジュウカラの混群を見つけることが先決なので、彼等の声を
頼りに丁寧に見て回りました。午前中は棒に振り、ベンチでおにぎり
を頬張りながら午後も駄目かもしれない・・・と諦めの気分でしたが
昼食後間もなく彼等を見つけることが出来ました。

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シジュウカラの全長はスズメと同大の14.5cm、メジロが12cm
キクイタダキは10cmと小さく、最小の鳥の一種です。(留鳥/漂鳥)




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群れが飛び交う中、極小の動きのみを追い続けながら連写しました。
コンデジなのでズームアップした途端逃げられましたが、一先ず証拠
写真の今季初見・初撮りが叶いました。



                *



上の池の観察窓を覗くと・・・。

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樹林にノスリが来ていました。(留鳥/漂鳥)




遊歩道で探索中、シロハラが落葉の下から幼虫を捕まえました。(冬鳥)

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何度か地面に落として咥え直します。




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やっと呑み込みました。




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しかし捕食は意外と早く、数十秒で藪の中へ消えて行きました。




こちらはアオジのペアです。(冬鳥/旅鳥)

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右側は嘴の付け根から目にかけて黒いので雄です。




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顔を上げた左側は雌で、目の周りは黒くありません。




最後に擬岩の観察窓に寄ると、アオアシシギが4羽来ていました。

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忙しく動き回っているものの、なかなか餌にありつけません。(旅鳥)
そのうち諦めたようで、水門の方へ飛び去りました。




水門付近ではカワセミが杭に止まって小魚を狙っている様子です。

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よく見ると遠くに、移動した4羽のアオアシシギが目に留まりました。

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水面に夕日が映える中、採餌に励んでいます。




何か手応えがあったようです。

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漸く餌にありつけました。



                *



頭頂部に黄色い小菊を載せたような冠羽があるため、菊を戴くという
意味から「菊戴」と命名されたそうです。キクイタダキは手強くて敬
遠しがちですが、今後は出来るだけ撮るように心掛けたいと思います。



最後までご覧下さり有難うございました。

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次々に渡来する冬鳥

2019.11.04.Mon

2019年11月2日

冬鳥が次々に入っているという情報を耳にして、葛西臨海公園に訪れ
ました。

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屋台船にユリカモメが70羽以上群がっています。群れのユリカモメ
を見たのは今季初めてです。(冬鳥)




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東西なぎさ間の水路では、ハジロカイツブリが小魚を捕食するために
立て続けに潜水していました。(冬鳥)




沖にはスズガモ(1000羽)をはじめ、多くの鴨類とカンムリカイ
ツブリが渡来しました。その中、双眼鏡で識別出来る距離に10羽前
後の鴨の群れが点在しています。

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3羽のカンムリカイツブリを発見!(冬鳥)




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ズームアップして間もなく飛び出しました。




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水面をピョンピョン蹴って滑走。



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飛び出しから滑走、そして飛び立つまで何と!1秒の早業でした。



                *



猛禽では悠然と滑空するチョウゲンボウ(冬鳥)と、ハヤブサがカラス
と空中戦をする様子を観ました。

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こちらは、上の池の杭で休息するオオタカ(若)です。




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飛び出しの態勢をして樹林へ飛んで行きましたが、杭に止まったのは
僅かな間でした。



               ***


園内でジョウビタキの「ヒッヒッ」という甲高い声をよく耳にします。
鳴き声につられ、こちらもよく動いてカメラを向けました。

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ジョウビタキ♂(冬鳥、全長15cm)



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休息の4分間に見せたストレッチです。




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近辺にもう1羽の雄がいます。

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以上2羽の雄の他に1羽の雌がいて、三つ巴の縄張り合戦をくり広げ
ていました。

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ジョウビタキの雌は雄より強いと言われていますが、果たして縄張り
を確保するのはどの個体でしょうか。



                *



モズ♀も鋭い声で「キィーキィー」と高鳴きの縄張り宣言です。

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ジョウビタキ同様に雌雄別々に縄張りを作ります。




メジロは混群のシジュウカラに混じり、他に同種の群れも見られました。
(留鳥/漂鳥、全長12cm。14.5cmのスズメより小さい)

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非繁殖期は山地から平地に移動しますが、園内に多数飛来しています。




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白いアイリングですが、この縁取りは短い羽毛だそうです。


(探索中、キクイタダキが入ったと聞いて駆け付けましたが移動した
 後でした。今回は残念でしたが、これからが楽しみです)


気象庁は秋を9~11月の3ヵ月と定めていますが、暦の上では立冬
(11/8)間近です。実際の季節と暦上の季節にはずれがありますが
暦を意識して暮らしていると、僅かな季節の変化に気付かされること
があります。朝晩の冷え込みや日暮れの早さを感じる今日この頃です
が、立冬は冬に入る季節の折り目を感じさせてくれます。



最後までご覧下さり有難うございました。

冬隣

2019.10.30.Wed
2019年10月28日

狭山湖のノゴマとノビタキが心残りで、5日後に再び訪れました。

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しかし期待のノゴマとノビタキには外れたものの、期せずしてホオアカ
とセッカに出合いました。




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堤防の斜面は今、芒と背高泡立草などの秋草に彩られています。




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遊歩道を横切って茂みの中に入ったのはホオアカでした。




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頬の赤みが名前の由来とは覚えやすく、頬紅が愛らしいです。




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遠くの芒に何かが止まりました。




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セッカです。都道府県の多くで絶滅の恐れがあるレッドリストの
指定を受けています。(雌雄同色、スズメより小さい)




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背高泡立草にホオジロ嬢です。ちょっと美人に見えます。




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ホオジロ♂




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ホオジロのペア。先ほどまで遊歩道に出て揃って採餌中でした。




堤防の階段にタヒバリが降りました。

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脇の草むらに入って採餌です。





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ノゴマのカメラマンが少ないので堤で暫し休息するジョウビタキ♂。
                        (訂正)
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               ***



ビデオ撮影の夫から、ガビチョウの群れが降りてきたとの連絡が入り
ました。

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駆け付けたものの既に群れは消え、暫くして1羽が藪から出て来ました。
落葉をひっくり返しては餌を探しています。




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ガビチョウの後にやって来たのはアオジ♀です。渡来したばかりなので
しょうか警戒心が強いようです。藪からチラッと顔を覗かせながら漸く
出て来ました。(冬鳥/旅鳥)




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近くの木立に入ったアオジ♀は先ほどの個体でしょうか。



                *



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展望デッキから湖面を見渡すと5日前は数十羽の水鳥(ヒドリガモ
ホシハジロ、コガモ、キンクロハジロ、マガモ、カンムリカイツブ
リ、ハジロカイツブリ、ユリカモメ)でしたが、今回は百羽単位の
群れが幾つか見えます。




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狭山湖で数多く越冬するマガモが一挙に数を増しました。




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前回見られなかったオオバンが忽然と飛来したようで、数は一番多い
ようです。



                *



狭山湖で見られる殆どのカモ類がこれで出揃いました。そして山野
の夏鳥と旅鳥が次第に見られなくなり、冬鳥が増えて来ました。晩
秋の狭山湖に冬が近づいています。


最後までご覧下さり有難うございました。

見えぬけれどもいるんだよ

2019.10.26.Sat
 2019年10月23日

約一年ぶりの狭山湖です。(埼玉県所沢市)

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甲府気象台によると富士山は昨日(10/22)今季の初冠雪を観測した
と発表しました。




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雪化粧は7合目までだそうです。朝日に照り輝く冠雪の富士山の美しさ
は格別です。




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かなり遠くに水鳥の群れが現れました。冬のカモ類のヒドリガモ
ホシハジロ、コガモ、キンクロハジロ、マガモ、そしてカンムリ
カイツブリです。




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更に奥に見えるのはカンムリカイツブリの群れで、冬本番には
数百羽にも膨れ上がり大集団になります。(冬鳥)




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ユリカモメが1羽着水しました。(冬鳥)




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目が赤いハジロカイツブリは離れ離れに3羽です。(冬鳥)




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堤防にヒバリが1羽やって来ました。(冬鳥)




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お腹が空いているらしく餌探しに熱中です。




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草の種も食んでいました。




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水際で採餌するのは冬羽のハマシギです。(旅鳥/冬鳥)



               ***



今日の狙いは渡りの途中のノゴマです。ギャラリーはすでに50名以上
で撮影ポイントは入る隙間もありません。堤防下の植え込みに現れるの
で日がな一日待ち続けますが、出た、出ないと情報が飛び交っています。
地元のバーダーさん曰く、全く居ないわけではないそうです。




植え込みにちょくちょく現れるのはホオジロでした。

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ノゴマは一瞬姿を見せて植え込みに引っ込んでしまいます。チャンスは
何度もあったわけではありませんが数名の方がノゴマ♂を撮られました。
一方、大勢の方が撮らずに帰って行かれました。




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ノゴマを待ちながらノビタキにカメラを向けました。この位置では逆光
で、しかも遠方では思うように撮れません。(夏鳥/旅鳥)




一斉にカメラが並ぶ前方には遊歩道がありますが、遠慮して人は通らず
鳥たちも気軽に降りて餌を探しています。

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その中にタヒバリがいました。(冬鳥)



               *



東屋の近辺でモズとジョウビタキに出合いました。

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モズ♂




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ジョウビタキ♀(冬鳥)



                *



期待のノゴマを撮ることは叶いませんでした。見えないけれども植え
込みの中にいることは確かでした。野鳥撮影は体力と根気でしょうか。
鳥運もあるかもしれません。そして一番は情熱かもしれません。先輩
のバーダーさんを拝見して思ったことでした。



最後までご覧下さり有難うございました。

新木場 10月中旬

2019.10.22.Tue
2019年10月20日

約1ヶ月半ぶりの新木場(東京都江東区)です。前回は秋の渡りの途中
日本に立ち寄る旅鳥のチュウシャクシギの群れとキョウジョシギ、今回
は冬鳥のジョウビタキとヒドリガモの群れに出合いました。

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野鳥たちは新木場と荒川対岸の葛西臨海・海浜公園を行ったり来たり
している様子です。




荒川に沿った緑道を散策中、羽がオレンジ色の小鳥が眼前を過りました。
ジョウビタキ♂かもしれません。

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藪の中に入ったので屈んで辺りを見て回ると・・・居ました、いました!




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休憩でしょうか、このまま7分ほどじっとしています。その後、木立や
有刺鉄線でも姿を見かけましたが瞬時なので撮るには至りません。飛来
したばかりなのでしょうか。あちこち飛び回り、警戒心が強いようです。



               ***



緑道から崖下の遊歩道に降りるとダイサギ、コサギ、アオサギ、カワウ
ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ等の水鳥が集まっています。

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中でも50羽前後のヒドリガモの群れは今季初見なので、カメラを向け
ました。それぞれ10羽前後の群れが一ヶ所に集まっています。




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観察を始めて間もなく隣の夢の島マリーナから繰り出したプレジャー
ボートの音と波しぶきに驚いて、ヒドリガモが一斉に飛び立ちました。




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すると他の群れも次々に葛西へ飛び去って行きます。



                *



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幸い、群れの一つが残ったので中断せずに済みました。




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ヒドリガモ(左♂、右♀)




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ヒドリガモ♂




地味な羽の色です。

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エクリプス(非繁殖羽)の雄がいるので識別は難しいです。




ヒドリガモの雄は翼を広げると緑色の模様があります。

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この個体は雄のヒドリガモです。




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                *



ヒドリガモを観察しているとイソシギが現れました。

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イソシギは餌場を飛んで移動するので着地時に見つけます。新木場
ではあちこちで見かけるので個体数が多いのでしょうか。




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餌のカニが豊富なのは確かです。



                *



緑道の上空で「ピーヒョロロ」の鳴き声を耳にしましたが、並木
からは見上げられません。

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ところが何と!帰りがけにトビが遊歩道の手すりに降りていました。




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トビを撮ることは滅多にありませんが、これも出合いと思ってカメラ
を向けました。




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前方から人が近づく僅か数十秒のことでした。



                *



サイクリングがてら気軽に行ける新木場です。四季折々の野鳥との
出合いが楽しみで、しかも東京湾を一望する気分は爽快です。

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最後までご覧下さり有難うございました。