7月の林道

2018.07.11.Wed
2018年7月9日

宮ヶ湖畔(神奈川県相模原市)エリアで初めてヤマセミと出会ったのは
昨年の7月でした。以来、ヤマセミを撮りたい一心で出かけていますが
一年振りにやっと再会が叶いました。

相模原市緑区に入ると、一望に真っ白な夏の雲です。

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一瞬ですが、期せずしてアオバト(2羽)が飛んで行くのを車窓から
見て心が弾みました。




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湖畔では見頃の合歓の花を行く先々で目にします。




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合歓の花を見上げるとメジロが出迎えてくれました。



                *



湖にある枯れ木を丹念に見て歩くと、天辺に何かが止まっています。

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ズームアップを最大にすると・・・なんと!念願のヤマセミでした。




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ヤマセミの表情にハッとした瞬間、シャッターを切る喜びは一入です。




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冠羽を立て尾をピンと上げました。視線は湖面にあります。
しかしヤマセミの狩りは見られず対岸へ飛んで行きました。




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                *



一方、カワセミは湖畔でよく見られます。

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この枝がお気に入りのようです。以前にもこのシーンは撮ったので
同じ個体でしょうか。




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今回は羽繕いとストレッチを丹念に繰り返していました。




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一連のストレッチの中に、こんな一コマもありました。



                *



この時季はキセキレイをよく見かけます。

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よく見ると嘴に沢山の虫を咥えています。子育て中の親鳥でした。




宮ヶ瀬湖へ向かう途中、アオバト(2羽)の飛翔を見かけましたが
まさか湖畔でアオバトに出会うとは!

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肉眼では識別出来ない距離ですが、鳥が少ない時季だけにカメラを
向けました。




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シャッターを数回切るとアオバトは飛び去りましたが、暫くは鳴く
声がしました。お化けが出そうな感じと言われた方がいますが一度
聴いたら忘れられない不気味な声です。




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帰り際、改めて合歓の花を見上げました。




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散策路に散った合歓の花。




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               ***



午後から相模原北公園に寄りましたが、薔薇と紫陽花は見頃を過ぎ
閑散としています。

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木もれ日の遊歩道です。




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水辺の広場ではカルガモ親子が寛いでいました。




オナガの騒がしい声が林から響いています。

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元気なオナガの幼鳥を見かけました。




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親鳥は幼鳥を追い掛け、見上げながら見守っています。




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こちらはヒヨドリの幼鳥です。




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やはり近くに親鳥がいました。

親鳥は巣立ち後の幼鳥を連れていました。幼鳥の尾羽はまだ短く
心細いので、今しばらく子育てが続くのでしょうか。


一年前に出会ったヤマセミは証拠写真でしたが、今回コンデジで
どうにか写真が撮れました。期せずして初見・初撮りのアオバト
との出会いもあり、今後の鳥見が楽しみになりました。



最後までご覧下さり有り難うございました。
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オオタカの幼鳥

2018.07.01.Sun

2018年6月29日

多々良沼公園(群馬県館林市高根町)の「彫刻の小径」に営巣する
オオタカですが、雛が確認されたとの情報を頂いたのは6月の中旬
でした。既に1週間以上経過したので成長ぶりが楽しみです。今回
はコンデジで撮ることにしました。

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「彫刻の小径」は優れた作品が点在する野外美術館で、ベンチに腰
掛けたアルトサックス奏者のブロンズ像が目に留りました。




オオタカの巣は「彫刻の小径」の赤松林にあるそうです。

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朝8時過ぎには、散策路を行き交う地元の方々とすれ違いました。
木漏れ日にオレンジ色のノカンゾウがあちこちで咲き始めています。



                *



赤松に目を凝らしながらオオタカを探しました。だんだん心細くなり
始めた頃、ようやく前方に数人のカメラマンが目に入りました。三脚
を巣の方へ向けています。巣は空っぽですが巣立った幼鳥に餌を与え
る親鳥を待っているようです。

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巣に動きはありませんが、待機している側の赤松の枝に幼鳥が2羽
止まっていました。初見・初撮りです。




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心細そうな表情をして運ばれて来る餌を待ちわびています。




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やっと正面を向いてくれました。




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時々枝移りをしますが飛ぶ様子はありません。




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地元の方のお話ですと幼鳥は3羽だそうです。この個体は腹ばいの
状態です。生育の遅い末の子でしょうか。



                *



2羽の幼鳥に気を取られていると、オオタカ親子が鳴きかわす声に
気づきました。急いで声の方向へと駆けて行きました。

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見つけました!3兄弟の長子でしょうか。この幼鳥だけが木々を飛び
回っています。




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なんと!巣から離れた樹上で餌を受け取りました。よく見ると
他の鳥の雛のようです。




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すると、クルリと向きを変え・・・




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餌を鷲掴みすると飛び去ってしまいました。



                *



餌を掴んだ幼鳥はカラスに追われていました。

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横取りを企むカラスです。




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幼鳥はカラスを警戒しながら餌を啄んでいます。




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カラスが接近し始めました。




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危機一髪!




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とうとう奪われてしまいました。




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苛酷な体験だったことでしょう。呆然とし・・悲しい瞳で親を待ち
わびていました。しかし幼鳥が成鳥になった時は立場が逆転します。
カラスにとってオオタカは天敵だそうです。




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               ***



帰りに多々良沼を見ましたが全く人影はありません。

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万緑の遊歩道と夏空。




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昨年、越冬の白鳥を見に来たのは2月中旬でした。




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炎天下、水面を渡る涼しい風に救われました。




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岬の浮島弁財天


情報を頂いたお陰でオオタカ(準絶滅危惧種)の幼鳥3羽と出会う
ことが出来ました。捕食をしたりされたりと苛酷な自然の掟も目の
当たりにしました。親鳥は巣に来たものの瞬時に去ったので撮影は
叶いませんでした。



                *



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        本日、梅雨明けの東京スカイツリー
        (帰路の車窓 言問橋東交差点)


最後までご覧下さり有り難うございました。[全文表示]

ささやかな出会い

2018.06.24.Sun
2018年6月22日

梅雨の晴れ間を縫って2ヵ月ぶりに訪れた手賀沼です。先ずはヒドリ
橋がある「手賀沼自然ふれあい緑道」からのスタートです。

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前回は水を張った代田でしたが、今や苗が青々と伸びていました。




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コブハクチョウが田んぼの畔で寛いでいます。




朝方に降りた露の更地に数羽のコチドリを見かけました。それぞれが
てんでバラバラに動き回っています。

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この個体は片足で佇んでいます。ちょっと心配ですが・・。




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・・なんてことはありませんでした。




コチドリの羽繕い。

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双眼鏡を覗いていた夫が見つけましたが、肉眼では見過ごしがちの
広い更地の奥にいたコチドリです。




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                *



田んぼの脇道ではオオヨシキリの囀りが賑やかです。

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この時季、殆どが葦の中で鳴いていますが上がって来るのを
待って撮りました。




飛び回るツバメを頻繁に見かけましたが幼鳥かもしれません。

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親離れしたところでしょうか。




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               ***




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午後から対岸の「手賀沼遊歩道」へ移動しました。




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紫陽花越しに見る「水の館」。




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ホオジロをよく見かけましたが捕食のシーンは初めてです。




田んぼで出会ったカルガモ親子は成長した幼鳥を連れていました。
遊歩道に移動してから雛を連れた親子と出会いました。

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ストレッチを始めた母親。




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地味なカルガモですが翼を広げると鮮やかです。




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ストレッチを終えると雛を連れて水に入りました。




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短い時間でしたが、これも子育ての一コマでしょうか。




ゆったりと寛ぐ雛。

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子沢山のカルガモの親もいれば2羽の雛だけとは・・・10個前後の
卵を産むカルガモですが、ここに至るまでどのようなドラマがあった
ことでしょうか。




三つ巴のルリジシミを見かけました。

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交尾のルリジシミに別の雄が割り込んで来ました。




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割り込んだものの、やがて一頭は諦めて去って行きました。




そこここでネジバナ(捩花)を目にします。

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遊歩道でスズメがイモムシを捕食しました。

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始めはてこずっていましたが一気に呑み込むとケロッとしています。




スズメの親子が水浴びにやって来ました。

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嘴が黒い親鳥。




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嘴は淡黄色で全体に淡い色の幼鳥。


鳥の少ない時季ですがささやかな出会いがあり、梅雨の晴れ間を縫って
出かけた甲斐がありました。



最後までご覧下さり有り難うございました。 

6月の林道

2018.06.15.Fri
2018年6月13日

2月下旬以来の早戸川林道です(神奈川県清川村宮ヶ瀬)。

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2月24日は残雪の林道で一面冬枯れの景色でした。




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宮ヶ瀬湖畔の汁垂隧道を抜けると新緑の林道がつづきます。




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鳥の囀りが聴こえるものの姿は見当たりません。そんな中ひょいと
現れたのがガビチョウでした。

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鳴き真似上手なガビチョウが持ち前の声量で長々と囀っています。




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脳裏に雪景色の残像があるだけに、眼前の生気みなぎる青葉若葉の輝き
に足取りも軽くなります。




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囀りの林道であると共に花の香の林道でもあり、ジャスミンそっくり
なテイカカズラの花の匂いが漂って来ました。




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テイカカズラ




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マタタビ



                *




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湖に目を移すと幼そうなカワウが羽を広げて乾かしていました。




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近くには成鳥がいます。




金沢橋に着くまで、ひたすら期待していたのはヤマセミでしたが・・・

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橋の下に勢いよく飛んできたのはカワセミでした。




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金沢橋の欄干から身を乗り出して撮りました。こんな時はコンデジに
助けられます。しかし残念ながらヤマセミには逢えませんでした。




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毎年、早戸川橋の近くで目にするマムシグサです。花が終わって青い
実がつきましたが、秋には真っ赤になります。




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林道でよく目に付いたのは山野草のホタルブクロでした。




昼時は毎回、奥野隧道の近くの東屋で食事をします。

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おにぎりを頬張っていると、必ず目の前でシジュウカラが囀ります。




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ヒヨドリが何羽も飛翔していましたが、よく見ると桜の実が食べ尽く
されていました。右下に一粒だけサクランボが見えます。



               ***



午後から曇り空でしたが丹沢湖(神奈川県山北町)へ移動しました。

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丹沢湖のシンボルである永蔵橋を渡り、世附方面の湖畔沿いにある
駐車場に車を停めました。




世附川では外れることの無いカワガラスですが、見かけたのは一羽
でした。

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シルエットを一枚撮った途端、なんと滝を下ってしまいました。




同じ場所で暫く待っていると、カルガモのペアが採食にやって来ました。

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流れの緩やかな砂防ダムの端で世附川を眺めるカルガモです。




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如何にも危なっかしい様子ですが、羽があるので大丈夫でした。




丹沢湖まで足を延ばしたのは以前この場所でヤマセミと出会ったから
でした。実は今回も世附川を下って行くヤマセミの姿を目撃しました。

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暫くすると今度は上って行くヤマセミを見かけたので慌ててシャッター
を切りました。一旦は没としましたが証拠写真として残しました。




この時季、林道では草花が少ないので蝶を見かけませんでした。

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ヨウシュヤマゴボウの花に、かろうじてモンシロチョウ♂が吸蜜
に来ていました。




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熟すと赤紫色になります。人にとっては有毒な帰化植物だそうです。




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つぶつぶの赤い実が可愛らしい野イチゴを目にしました。


今回はコンデジのみの撮影でした。軽くて持ち運びが楽なこともあり
癖になりそうです。


最後までご覧下さり有り難うございました。

梅雨晴間

2018.06.11.Mon
2018年6月9日

梅雨の晴れ間に里山を散歩しました。田植え後の苗は生育が盛んで
緑豊かな田園の風景が広がっています。

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アオサギが獲物を捕らえるために、田んぼの真ん中でじっと佇んで
います。




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このアオサギ♂は頭に長い飾羽をなびかせ、目元は黄色から青紫に
変わっています。これは繁殖期に見られる婚姻色だそうです。




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他のサギ科の鳥が見えない日でもアオサギだけは姿を現します。




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広々した田んぼに着地するアオサギの翼は150cm以上もあり
サギ科では最大です。




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土手ではヒバリの囀りが賑やかです。舞い上がった空中でホバリング
をしながら囀りますが、草地すれすれで囀る個体を見かけました。




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こちらはロープにやって来て、バランスよくつかまり立ちしました。




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ヒバリ♂は30秒ほどして囀り始め、縄張りを守り続けています。




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かなり遠方ですが、ヒバリの親鳥が青虫を咥え、巣立った雛に
餌を運んで来ました。 



                 *



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林に入るとモズ♂の幼鳥と出会いました。




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枝から枝へ飛ぶのが楽しくてしょうがない様子です。




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巣立ち後、初めて見る世界に興味津々の様子で、下を覗き込み
空を見上げていました。



               ***



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雑木林の林縁で初夏から初秋まで見られるヒカゲチョウです。
濡れた地面から吸水しています。




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ハルジオンに訪れたモンキチョウとモンシロチョウ。




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左は黄色のモンキチョウ♂、真ん中♀は白っぽく、右はモンシロチョウ。




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モンキチョウとモンシロチョウの乱舞が見られました。




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イチモンジセセリが吸蜜するハルジオンに、ミツバチもやって来ました。




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アカツメクサの蜜を吸いに来たアカタテハ。




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ベニシジミは春から初夏にかけて、平地で最も多く見かけました。




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橙色の小さなベニシジミには親しみを覚えます。



                 *



梅雨に入った直後、晴れ渡った朝を迎えました。予報では当面雨が
続きそうなので急きょ郊外の田園地帯へ車を走らせました。

暮らしたこともない里山ですが何故か深い郷愁を覚えます。広々し
た田園に佇むと、都会の喧騒にまみれた身心が浄化される思いです。
遠征で憧れの鳥に出合う喜びは大きいですが、身近な鳥や親しい蝶
等をあらためて見るのも楽しいものです。


最後までご覧下さり有り難うございました。